4がつ 22にち 「こすった」

 四月二十二日 晴れ またすこし寒い


 疲れすぎて、余計なことをしたくなることって、あると思います。そういったわけで、昨日、仕事が終わって、おうちに帰ってから、急に祖母の家に行きたくなって、急いで支度して、家を出ました。昨日の日記をおざなりにしたのはそういったわけでありました。


 朝は、読書をしました。昨日、部長さんに本をもらったからです。本を貸してあげたら、本をくれました。びっくり。テオドール・シュトルムというひとの、短編集です。自分だったら絶対に買わない本です。部長さんが、とっても心に残っている「みずうみ」という短編が入っている本でした。

 訳書ですごく読みやすいというだけでもすごいです。それなのに、情景も、気持ちも、とっても伝わってきて、苦しい気持ちになりました。文章って、こんなふうにひとに伝えられるんだって思いました。すてきな情景、舞台を思いつけるだけでもずるいです。


 あと、車の練習をしました。こすっちまいました。やっちまったです。おじさんの車が……。

 練習がんばります。


 長編もどきも、続きを書きました。一話の半分くらいの文章量だけど、もういいかなって、区切りをつけました。長く書けばいいってものでもない、っていうことにしておきます。


 おやすみなさい。

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