茶々瀬の日記

３がつ １０にち 「わかりたくない」

　三月十日　晴れ　朝は雨が降っていた

　自分でも、どうしてこんなに悲しいのか、わからなくなるときがある。ほんとうにわからないのか、わかりたくないのか、きっとそれは後者で、わかってしまうと自分が惨めになると心のどこかで知っているのだ。

　きょうは、すっごく早くに目が覚めました。二時くらいです。そのあと、なかなか眠れませんでした。しばらく、ぼーっとして、書き物繋がりのひとから連絡が来ていたから、その返信をしたりしました。そのあと、ちゃんと眠れました。

　なんだか、頭がうまくはたらきません。花粉症のせいです。あと、おしごとがひさしぶりのせいです。あと、考えたくないことが、いっぱいある気がします。考えたくないから、なにが考えたくないのか、わかりません。

　お話を書いています。吸血鬼のお話です。ほんとうは、もうちょっと楽しいお話にするつもりでした。でも、書くすぐ前に見た夢が、とっても印象的で、その内容も入れたいなって思ったら、暗いお話になりました。夢も、明るいお話だったのに。不思議です。たまに、起きてもちゃんと覚えている、お話みたいな夢を見るときがあります。そういうのはメモして忘れないようにしてます。

　お仕事おわって、お友だちに渡したいものがあったから、帰り道に渡しました。ついでに、と思ってご飯に誘ったけど、断られちゃいました。悲しかったです。でも、急だったから、仕方ないです。

　むつかしいのは、そのひとが、異性だということです。お付き合いしたいとか、そういう感じでもないけど、意識しなくちゃいけないのが、ちょっとしんどいです。でも、そのひとと仲良くしたいのが、異性だからなのか、そうでないのか、茶々瀬にもよくわかりません。わかりたくないのかも知れません。

　恋愛って、絶対しなくちゃいけないのかなって、不思議に思います。いま読んでいる漫画のせいです。茶々瀬に新しい価値観をくれる物語は、大事にしたいです。

　帰り道に、お酒を買って、歩きながら飲みました。

　一回やってみたかったやつです。

　お酒は、レッドアイ？　っていうの買いました。トマトジュースとビールのカクテル、だと思います。

　ふわふわした気持ちで、帰りました。くせになりそうです。怖い。

　切通の中を走っているみたいな、高速道路を、陸橋のうえから眺めました。

　夜の高速道路は、ぴかぴかしてます。たくさんの人間が、こんなに行ったり来たりして。

　お酒のせいもあって、ちょっとげんそーてきでした。

　おばーちゃんちに来ました。

　いえい。