3がつ 9にち 「ほんとの」

 三月九日 晴れ 風もあった


 今回はどこまで続くのでしょうか。未来の茶々瀬が読んだときに、笑えるようなものになっているといいなと思います。


 きょうは、おひさしぶりのお仕事でした。緊張してました。目覚まし時計よりもはやく起きました。でも、いつも通りにおうちを出ました。

 朝はいつも、マックか喫茶店でお話を書いています。でも、今日は、そういう気持ちになりませんでした。だから、お仕事の場所に行きました。いっぱいお仕事がたまってました。


 茶々瀬は、お仕事の場所に苦手な先輩がいます。

 またそのひととお仕事しなくちゃいけないのか、と思うと、気分が沈みます。

 でも、そのひとの言うことは正しいから、茶々瀬が間違ってます。茶々瀬が悪いです。茶々瀬は、そのひとのグチを、言えるひとがいません。悲しいです。


 きょうは、風がとってもあったかかったです。お仕事のところの、中庭に、知らない花が咲いていました。色とか、木の表面とか、梅かなって思いました。でも、近くで見てないからよくわかりません。


 あんまり、空とか、自然とか、見ている余裕がないです。

 もっと、ぼーっといきたいです。

 ひとのために、笑って、親切にして、丁寧に振る舞って、そういうお仕事なの、わかっていたつもりです。でも、ほんとの茶々瀬は、どこかに消えてしまいます。ほんとの茶々瀬を見てくれるひとはあんまりいません。


 がおー……

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