7がつ 31にち 「ゆめ」

 七月三十一日 晴れ 冷房と炎天下の行き来で体感気温がくちゃくちゃ


 七月最終日です。だからといってどうということもありませんが。今年が始まり、七ヶ月が終わったのだなあ、とか、今年度の三分の一が終わったのだなあとか、そんなことを思います。思うだけです。


 なんだかとてもいやな夢を見ました。怖い夢じゃないです。夢のない夢でした。どうして夢の中でまで先輩に嫌味を言われ、好きな人(という設定だったらしい何者か)にフラれなければならないのか。


 朝陽で目が覚めました。ぼんやり朝ごはんを食べました。そのあとはお掃除をして、お出かけをしました。


 喫茶店でお話を考えたと、電車に乗って街中に行きました。ほしいマンガがあったからです。近場には売っていませんでした。

 人混みはきらいです。ひとの匂いがきらいです。ひとの視線がきらいです。ひとの声がきらいです。ひとの動くのがきらいです。だけどひとのいるところでしか生きられません。好きなひとも、やっぱりひとなんです。不思議です。

 ネットの在庫検索だと、在庫あるって書いてあったのに、お店には、何回見てもおいてませんでした。仕方ないから店員さんに聴いたら、品切れって言われました。なんなのよ。

 近辺の本屋さんをうろうろして、でもやっぱりなくて、四時間くらい放浪しました。通販で買えば早いです。でも、なんとなく、宝探しする気持ちであっちこっち巡りました。眩暈がして気持ち悪くなりました。人酔いか、もの酔いか知りません。

 ないから、また電車にのって、おうちに近い別の駅でまた探しました。ビルのワンフロアにあるお店です。そこにもなくって、やっぱり通販にするしかないって思ってビルの階段を降りたら、いっこ下も別の本屋さん(厳密に言うと今日巡っているお店のほとんどが全く本屋ではないのだがなんと称したらいいのかわからないので本屋さんとしておく)なことに気づいて、未練がましくもこれで最後と思い入りました。そしたら、売ってました。二冊も! しかも相場より安い! 一瞬中古かと思った! ほくほくで買いました。よかったです。タイトルはアレなので伏せますが、いだ天ふにすけ先生の単行本です。あとで読みます。


 そんなことをしていたら一日が終わりました。お昼ごはんを食べ損ねていました。お腹空いたまんまお風呂に入ったら低血糖で気持ち悪くなりました。ごはんを食べたら元気になりました。


 おしまい。

 

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