茶々瀬の日記

６がつ ２９にち 「さかな」

　六月二十九日　晴れ　とってもよい天気

　希死念慮それ自体が性的魅力を醸すのは何故なのか。

　それはそうと、このところ日記の解像度が上がっている気がします。茶々瀬を知ってほしいという欲が溢れています。やめたいです。やめられるかは知りません。

　朝は、朝ごはんを食べました。トマトと、タマネギと、白いごはんです。牛乳も飲みました。おいしかったです。

　今日も、朝からすっごく暑かったです。頭がクラクラしました。冷たい珈琲がおいしいです。でもコンビニのはあんまり美味しくないです。でも安いから飲みます。

　お仕事のところでお話を書きました。楽しいです。登場人物の容姿や仕草を考えるのが楽しいです。お話はあんまり進みませんでした。

　お仕事は、苦手な先輩とずっと一緒でした。段々いらいらしました。やっぱり苦手だなって思いました。

　お仕事のところに置いてある水槽に、新入りがきました。ナマズみたいな顔の魚です。かわいいです。あとこの前買ったやつが死にそうです。エビに食べられちゃうかも知れません。食べられているところを見たいです。早く死ねばいいです。うそです。そんなのかわいそうです。

　お仕事のところに、茶々瀬の行っていた大学の先生が来ました。茶々瀬に用事があったわけじゃないです。でもせっかくだから挨拶しました。おぼえてるよーって言ってくれたけど、全然覚えてなさそうでした。仕方ないです。茶々瀬はゴミカスだから仕方ないです。でも悲しかったです。

　帰りもとっても暑かったです。茶々瀬の進む方向にずっと太陽がいます。すっごく眩しいです。

　今日はトンボが死んでいました。ありんこがたかっていました。べつになんにも思いませんでした。暑い暑いで頭がいっぱいでした。

　自転車に乗っている女の人を見かけました。首の後ろにへんなのがついていました。スマホケースみたいな、携帯灰皿みたいな、そんなのです。黒くて、四角くて、ぺろってめくれるフタがついていました。なんだかわかりませんでした。

　歩きスマホをしているひとがいっぱいいます。はたき落として踏みつけてもいい法律がほしいです。ください。

　暑かったから頭が痛いです。お水を飲みます。熱中症にならないようにしたいです。明日も頑張ります。おやすみなさい。