6がつ 13にち 「かみいろ」

 六月十三日 晴れのち曇りのちちょっと雨 涼しくてよい気持ち


 自分で作り上げたこの茶々瀬というキャラクターが、少しずつ面倒くさくなっている気がしないでもありません。そのうち崩壊するのかも知れません。しかし、仮令崩壊したとして、茶々瀬の下で蠢く書き手の存在が露呈しないように取り繕ってはいこうと思っています。そうしないと、僅か数人の、貴重な読み手が離れていってしまいます。


 朝の空気が気持ちよかったです。日差しはあったかくて、風は透明で、涼しくて、たいへんに長閑な朝でした。こういう日には公園で読書がしたくなります。でもお仕事があります。頑張ってお仕事に行きました。電車が混んでいました。


 お仕事では、粘土のイカが無事に焼き上がっていました。おいしそうな色に仕上がりました。嬉しかったです。写真は撮りませんでした。


 苦手な先輩が、茶々瀬につめたい気がします。お仕事ではおんなじところを担当しています。だから一緒にお仕事をしなくちゃいけません。つめたいのは気のせいかも知れません。でもちょっとやりづらいです。茶々瀬が苦手意識を持っているから、そう見えるのかも知れません。防衛機制の投影ってやつです。ちょっともやもやします。でも茶々瀬は、気づかないふりをします。そういうのは得意です。茶々瀬はばかでいることは得意です。だから嫌われるのかも知れません。


 明日は、いつもと違う仕事が合間に入ってきます。ひとに教えなくちゃいけないから、すこし緊張します。茶々瀬はあんまり考えて仕事をする質ではありません。だからお仕事の内容について質問されると困ります。あんまり質問が出ないといいなって思います。考えて仕事をしないなんて、ほんとうはいけないんですけど。無責任ですけど。そのうち大きな失敗をしてひとが死んでしまうかも知れません。そうでなくてもひとは簡単に死んでしまいます。不思議です。死を選ぶほどつらい、なんて経験、茶々瀬にはありません。茶々瀬は幸せ者です。


 帰り道に、高校生の群れとすれ違いました。いくつもグループを作って帰っていました。わやわやしていました。その中に、赤とか橙とか青とか、すごい髪色のひとたちを見つけました。お祭りでもあったんでしょうか。最近の高校生にはあれが最先端なのでしょうか。びっくりしました。アクリル絵の具をべた塗りしたみたいな色調でした。あんまりきれいに思えないのは、茶々瀬のおしゃれ感度が低すぎるせいかも知れません。でももうちょっときれいに染めたらいいのになって思います。そしたらかっこいいと思います。


 おうちでは、ペペロンチーノに再挑戦しました。今度は火は上がらなかったです。よかったです。これから食べます。いただきます。


 書くことがありません。だから、どうしても内的な語りが多くなります。もっと色々なことに感動できるひとになりたいです。


 おしまいです。また明日です。

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