第8話 お弁当
「んー、今日もいい天気。
さっ、お弁当食べよう!お腹へっちゃったよー。」
「ふふっ、そうだね、小百合。
それじゃ」
「「いただきます。」」
パカっ
私達は同時にお弁当箱の蓋を開けた。
今日のお弁当は唐揚げとゆかりご飯とほうれん草のオヒタシだ。
母は仕事で忙しいからいつもお弁当は自分で作ってる。
「うわっ!今日も紬のお弁当美味しそう!」
「そうだな、つんちゃんのご飯美味しいそうだな!」
千隼君…….小百合には見えてないし聞こえてないから…しかもまた浮いてる……私から見てまだ少しシュールな光景なんだが。
「いいなぁ、料理上手で……私なんか作っても炭しか出来ないよ。」
まぁ、確かに小百合の料理の腕前は壊滅的だが……
「そんなに、私上手じゃないよ、普通だって」
「絶対、紬の未来の旦那様、幸せになるわね。
お嫁さんの料理がこんなにも上手で可愛くて性格良し何だから幸せ者よ!絶対!」
「もう、よしてよー小百合。」
何かまた斜め上の視線が痛いんだが……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます