第5話 契約
“で”あれから無事家に帰ることができ、現在“今”学校なのに
「なんでいるの?」
「いゃあ、そう言う“契約”だし。」
「ハァー…….」
そう、私のクラス“3年2組”に“千隼”君がいるのだ。
しかも私の机付近で浮いている。
なぜこうなったのかと言うと……時は戻り数時間前……
「あの……千隼さん、その助けてくれたお礼をしたいのですが……」
「え!お礼?そんなのしなくていいって」
「でも!」
助けてもらったのだ……恩はしっかり返さないと
「……じゃあ、俺と“契約”してくれないか?」
「“契約”ですか?」
「ああ、契約だ、まぁ“契約”と言っても堅苦しいものじゃ無いし」
「どのような内容ですか?」
「俺の場合“お前の背後”にいることが条件さ。
ほら、俺“幽霊”だろ?今までずっとその辺彷徨いて辛かったから、住処みたいなところが欲しくてな」
私の“背後”か…‥それくらいなら……
「良いですよ。」
「え?」
「良いですよ、私の背後で良いのならどうぞ」
「自分で言っててなんだけど……本当に良いのか?」
「本当に良いですよ」
そう言うと彼はとても良い笑顔で喋り出した。
「……じゃあ、契約な!」
そして、千隼君は私の手を取り……
手の甲にキスをしてきた。
「は?………えっはいい??」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます