第2話 人間が生まれたわけ
人間が生まれたわけ
昔々アダムとイブが、なんて事があるわけは無いあれは聖書に書かれた一文。
旧約聖書だったかな、聖書なんて物は人間が書いたもので中身は人間が人間を制するために必要な物事をまとめただけだ。
ご丁寧にわかりやすいように物語風になっているから、読むのにさほど理解力は必要としないけどね。
人間の生まれたわけは、本当のところ単純に猿に少し手心を加えただけというのが正しい。
普通の進化なら人と類人猿の差はこんなに出るわけは無い。
遺伝子がかなり違う、神はあるときお猿さんにかなり遺伝子の梃入(てこいれ)れをした。
しかも1ヶ所だけではなく数箇所同時に。
まず最初は脳みそを少し大きく、そして体毛を少なくして2足歩行をしやすくすると同時に数々のスキルを与えた。
それ一つなら簡単なスキルだが複数与えたらどうなるのか、そのスキルとは知恵と創造というスキル。
このスキルによりどんどん頭を使いどんどん発展していった。
しかもどんどん新しいスキルを手に入れて。
知恵
創造
努力
恵み
愛
貯蓄
等など、どんどんスキルを増やしどんどん増えていく。
但し、終わりの無いような発展の仕方には最後に必ずといって破滅が待っているのはご存知だろうか。
人間の手に入れたスキルの中で最大の間違いが(欲望と同族殺し)この二つは発展する為に必要なスキルのように見えるが、諸刃の剣で。
欲望はどんどん進むと膨れ上がり果ては自滅しかない、いくら欲しようとも器はそこまで大きく出来ない。
人族などというのはせいぜい体重で100k縦2メートル幅1メートルがいい所、大きさで言えば象や鯨の方が断然大きい。
殺しは当然発展の真逆の行為だ、増やすはずが減らすのだから、個人の利己的な欲望から要らない同族を排除し、自分の思い通りに物事を進めようとする。
その先には結局自分という入れ物から溢れるだけのつかめない幸せしかないのに。
だがそれでも人間は色んなスキルを身につけどんどん発展していった。
神から見れば梃入(てこいれ)れした生態系としては成功例だと言えるだろう、他の生物から見れば長寿であり言葉を話し火を使いどんどん増加していくのだから。
だが最初に書いた通り魂と言うのは有限だ、神が増やさない限りはね。
だから天国と言うシステムが必要となる、死んだ魂を転生させる為だ。
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