部活探偵 庵住穂唖絽の事件簿-時ツグル魔女の章-

優蘭みこ

イントロダクション


部活探偵 庵住いおずみ唖絽あろの事件簿 -時ツグル魔女の章-


★★★


春の闇夜に響く雷鳴は、まるで魔女の断末魔……


蒼い閃光ひかりに浮かぶ私の輪郭すがたは寂しさから覚めてこれから訪れる喜びと言う傀儡師くぐつしられる人形ひとがたとなり自分の行為が正しかった事を改めて理解する事になるでしょう。


私の足元に倒れている彼は心臓を握り潰され既に息絶えている。それは私が放った力。幼い頃に気がついてずっと封印して来た力。


私は魔女だったんだ……


そして時間を支配する事が来るの。だから彼の事は時間ときの果てに葬って、全て私だけの物にする。あなた歴史かこ存在いまも全てを消して事件は無かった事にしてしまいましょう。


……あなたが振り向いてくれないのがいけないのよ。


私はあなたが振り向いてくれさえすればそれで良かった。ちょっとだけ笑顔を向けてくれさえすればそれで良かったの。


でも、これでずっと一緒にいられるわね。


私は何時いつもあなたにとって可愛い女で居続けるから、あなたは私に微笑んで、私を優しく抱き締めて……あなたが望むことなら何でもしてあげる。いつでも挿入していいわ、ううん、前だけじゃなくて後ろでしたいならそうしていい。


私は何時でもあなたの物、あなたの思い通りになる女。手でも胸でもお尻でも、いつでも何処ででもあなたを満足させてあげる。


夢のような快感を、時を忘れてしまいそうな恍惚をあなたと二人で味わいたいの。


だから……


二人で、うんと幸せになりましょう。

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