ココロから

櫻井 志

第1話 久しぶり

 私の名前は、霞 優花(かすみ ゆうか)、高校2年生よくある漫画では、青春の日々を送る時期なんだけど,,,

この間の期末テストが合格点とれなかったから、絶賛追試中です!!

あっ、別に喜んでいる訳じゃないからね。

「ゆうかぁ先に帰るねぇ。」

「え~、待ってよ~明莉。」

「追試、頑張ってね~。」

「ちょっとぉ」

 今はなしていたのは、幼馴染みの橘 明莉(たちばな あかり)、私と同じ、高校2年生だ。

明莉は、私と違って頭がそこそこよく、国語の小テストは、いつも、満点だ。

 そんな明莉に、勉強を手伝ってもらっているのだが、皆さん、ご察しのとうり、勉強が全然、頭に入ってこないのだ,,,,,

ほんと私は、アホだなぁ

青春も、勉強も、順調な明莉"様"に教えてもらってるのに、なんで、理解できないんだろう?


~2時間後~

「は~、やっと終わった~」

「お疲れさまでした。」

「あっ、先生。」

「次は、追試にならないように。」

「はーい、さようならぁ」

 早く帰って、漫画買いにいかないと!


~放課後~

「あっそろそろお店閉まっちゃう。」

 私の行き着けの本屋は、家から、10分ほどで着く位置にある。

 私は、全力で走った。

はしっている途中、誰かと目があった。

それは、何か、懐かしく思えた。

「到着~、おばちゃんまだ買い物できる?」

「おっ、優ちゃんよく来たねぇ。

まだできるよ。」

「ヨシッ、え~とこの棚の、3段目に,,,アッあった!

おばちゃん、これください!」

「ハイよ、630円ね。」

「はーい」

 私がこの本屋で、普段買っているのは、"ココロから"という漫画だ。

これは、恋愛漫画で、三角関係やら、BLやGLなど、いろんな恋愛話がつまっている。

(早く帰って読もーっと)

 本屋から出るとき、さっき来るときに見た人が、立っていた。

「やっぱり、優花なんだ、会えて良かった。」

その人はそう言うと、どこかへいってしまった。






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