9.ヤンデレ妹「あっ、お兄ちゃんの学校のチャイムだ。お兄ちゃんが下校する時間だね、ふふっ、一緒に帰れる時間だ」
兄学校、放課後の校門前
キーンコーンカーンコーン・・・
ヤンデレ妹「あっ、お兄ちゃんの学校のチャイムだ。お兄ちゃんが下校する時間だね、ふふっ、一緒に帰れる時間だ」
妹友「学校終わって、即効、「」さんの学校に来たでちね。どんだけブラコンなんでち」
ヤンデレ妹「って!何で妹友ちゃんまで来てるの!?」
妹友「『妹』を監視する為でち、「」さんに迷惑かけてないかって・・・」
ヤンデレ妹「かける訳無いでしょ~!」
妹友「はぁ・・・・・・おっ、「」さんがやって来たでち」
あなた「」テクテクテクテク・・・
ヤンデレ妹「お兄ちゃ~~ん!」タタタタタッ
あなた「『妹』っ・・・、こ、こらっ、部外者が校内に入っちゃいかん」
妹友「ちょ・・・ちょっと待って、『妹』っ・・・流石に、校門の中に入るのは・・・あっ、「」さん・・・こんにちはですでち・・・」
あなた「妹友ちゃんも来たのか・・・!?また、うちの妹の為に・・・?」
妹友「は、はいでち・・・そ、その・・・『妹』がちょっと気になって・・・」
あなた「そうかっ!、有難う・・・『妹』の為に・・・」ニコッ
妹友「いえいえ・・・友達ですからでち・・・」テレテレ
ヤンデレ妹「むー・・・」
クラ子「あははっ、何か、部外者が二人居るんだけどー・・・君の妹ちゃんと・・・横の子は誰?」
ヤンデレ妹・妹友「っ!」
あなた「ああ・・・、クラ子・・・えっと・・・俺の妹と、ウチの妹の友達だよ」
クラ子「ふーん・・・」
ヤンデレ妹「えっ・・・と・・・クラ子・・・さん?・・・でしたっけ・・・?」
クラ子「やぁ、妹ちゃん、お久しぶり、兄貴に迷惑かけてちゃダメよ?、それと、横の・・・」
妹友「妹友ですでち・・・」
クラ子「ふーん・・・よろしくね」
妹友「はいですでち、よろしくお願いしますでち・・・所で、クラ子さんは、「」さんとお知り合いですかでち?」
クラ子「うん、そうそう・・・こういう仲よ!」ギュッ
あなた「おいっ!何だよっ!、急に手を繋いで・・・っ!」
クラ子「何って、ぷぷぷっ!あははっ!そういう仲だからに決まってるじゃないっ!」
ヤンデレ妹・妹友「!!」
あなた「おいっ!そういう仲ってどういう事だよっ!」
クラ子「(あんたの妹に、あんたを諦めさせる為の演技よ、あたしがあんたの彼女って事にして、彼女居るから、妹の想いは答えられないと言ってあげなさいな)」ボソボソ
あなた「(えっ・・・ええっ・・・彼女って・・・お前さぁ・・・良いのか・・・それで・・・)」ボソボソ
クラ子「(クラスメートのよしみよ、一肌脱いであげるって・・・)」ボソボソ
ヤンデレ妹「何、二人でボソボソ内緒話してるんですか!?」
クラ子「あっははは!お子様にはわからない、二人だけの話よ・・・?ねぇ?「」君?」
あなた「あ・・・ああ・・・、まあな・・・あはは・・・」
ヤンデレ妹「ふ・・・二人だけの話・・・もしかして・・・そんな・・・」ズーン
クラ子「そうそう、これからは、放課後は「」とあたしの大切な二人だけの時間だから、邪魔しちゃダメよ?妹さん?」ムニュ
あなた「(おいっ!クラ子・・・腕に抱きつくな・・・胸・・・当たってるんだが・・・)」ボソボソ
クラ子「(えっ?何か変な事意識してる?バカねー、気にしないでよ)」ボソボソ
ヤンデレ妹「そんな・・・そんな・・・お兄ちゃんが・・・」ガクガクガクガク
妹友「・・・・・・」
妹友「「」さん、お付き合いしていた人が居たんですねーでち・・・」
あなた「あ・・・ああ・・・、そうなんだよ・・・ははっ・・・」
妹友「いつごろから、お付き合いされたんですかーでち」
あなた「あー・・・えー・・・っと・・・3週間前・・・かな・・・?あははっ・・・・・・」
妹友「(・・・・・・この言い淀み方・・・大嘘でちね・・・大方、隣の女に急に彼氏にされてしまってるんでしょでち・・・)」
ヤンデレ妹「・・・お・・・お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・」ブツブツブツ
あなた「だ・・・大丈夫か・・・?『妹』」
クラ子「(こらっ、折角あたしが妹ちゃんに兄貴離れをさせようとしてるのに、助け舟渡しちゃダメよ・・・)」ボソボソ
あなた「で、でもさ・・・」ボソボソ
妹友「そうなんですかでち、でも、でちと「」さんは半年以上も前から付きあってましたでちよね?」ガシッ
あなた「はっ!?・・・な、何、俺の腕を組んでるの?妹友ちゃん???」
妹友「(・・・『妹』を兄離れさせる為ですでち、「」さん・・・『妹』のブラコンっぷり・・・ちょっと心配ですからでち・・・だから、でちと「」さんが恋人同士の振りをして、『妹』に「」さんを諦めさせてたいですでち・・・)」ボソボソ
あなた「(ええっ、い・・・いやっ・・・そ、そこまでしなくて良いんだけどっ)」ボソボソ
妹友「いえっ・・・やらせて下さいでち・・・」ボソボソ
クラ子「・・・・・・あんた・・・・・・どういうつもり・・・?中学生の子に手を出してさ・・・」
あなた「いやっ・・・ええとっ・・・これはさ・・・」
妹友「・・・「」さんの恋人はでちですよでち・・・「」さんから離れて欲しいですでち・・・」
クラ子「・・・・・・・・・なるほどねぇ・・・そういう事かぁ・・・恋人はあたしよ?あんたこそ離れなさいな・・・」
妹友「なにぃ・・・でち」バチバチバチ
クラ子「なんですって・・・」バチバチバチ
あなた「(二人とも何か睨み合ってるが、俺ごしに睨み合うのやめてくれないか・・・?というかこれ演技だよな?」
ヤンデレ妹「離れるのは二人だよ!?いつも恋人になったのさ!?」
妹友・クラ子「妹は黙ってなさい(でち)」ギロッ
ヤンデレ妹「~~~~~~~~っ!!!」
ヤンデレ妹「・・・そんなのおかしいよ、何それ・・・?お兄ちゃんが私以外の人と恋人になる訳ないじゃない!!」
あなた「(いや、兄妹で恋人になる訳ないだろうが!)」
あなた「と、ともかく、さっさと、学校から出るぞ!こんな所で騒いでいたら、頭おかしい奴と思われるだろ」
クラ子「しょーがないわね・・・」ギュウ
妹友「行きましょうでち」ギュウ
あなた「(二人とも何々だよ・・・急に恋人の振りするとか言って・・・というか・・・二人とも腕を抱いてるんだが・・・二人の胸が・・・腕を・・・」スタスタスタ
ヤンデレ妹「わぁー・・・待ってよぉ~・・・私も帰るよ、お兄ちゃん・・・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます