勇気と涙
不良のケイジ
勇気と涙
1941年12月8日、日本はハワイの真珠湾に戦争を仕掛けた。
そもそも日本が戦争を仕掛けなければこんな残酷な結果にはならなかっただろう。
僕は思う。
何故民衆は戦争が嫌い等抜かすのだろうと。
戦争が嫌いなら初めから攻撃しなければいいのに、只只攻撃を繰り返すのみ。
ああ、本当、日本人はそういう所が醜いよ。本当に馬鹿だ。
戦争は人の心も記憶も身体にも傷をつける代物なのに何故民衆共は気づかないんだ。何故自ら人を傷つけに行くんだ。何故こうも人を殺したがる。
戦争に狩り出された16歳の少年達は涙を流しながらも自らを犠牲に戦争に加担した。結果、その少年達は生きて帰ってきた者もいたが、大半が戦時中に死んでしまっていた。その不幸に目が腫れる程に泣いた人や、一家心中(後に沖縄で起きる事件)を図る人や戦いたくないという恐怖差で自ら自殺してしまう人さえいた。そして食料も底を付けば盗みを始める家庭もあった。
そんな残酷な環境で平成まで生きのびた人は運の強い人だと言える。
しかし、戦争を起こしたのは民衆ではなく政府自身なのだ。
ただの国民が戦争するなど権利も力も持っていない筈だからだ。しかし、1度始まった戦争の勢いは中々止まらない。ましてや、周りを見れば無惨にも崩れた家、瓦礫、ひび割れた地面、そして床にゴロゴロ転がるのは無惨にも原爆で焼けた人の姿、床や壁に染み付いた人の油、全てが跡形なく黒い雲に覆われた残骸だった。
これを見た1人の少年は嫌な程に記憶に焼き付き来る日も来る日も地獄を味わった。只只平和が来るのを願って。
そして太平洋戦争は終わった。1945年10月15日にて。死体を、残酷な風景を見た少年はその事件を決して忘れることはないだろう。
永遠と苦しみもがいて記憶から離れない戦争を、戦争が起きないように只只願うことしか出来ないだろう。人間が兵器に頼ったのもどれ程人間が無力だったのかも戦争という事件で記憶に心に刻まれるのだろう。
ーーーーー本当に哀れで無力な人間共だーーーーー
今は平和でとても幸せなのに幸せを感じないで我儘を言えるのは今のうちでその我儘はとても贅沢だ。
勇気と涙 不良のケイジ @KOTOBANODANNGAN
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