ジャッジメントロワイヤル〜自由を得るため殺し合え〜
篁灯
第1話 プロローグ
「ようこそ皆さま!! この度はお集まりいただきましてありがとうございます」
とある劇場の舞台中央で4つのライトに照らされたスーツ姿の紳士やや、オーバーな動作で頭を下げる。
「今回から新しい企画が行われるようになりました。 その名もーーージャッジメント•ロワイヤル!!」
客からは各々が勝手に考察を喋り始める。
「極悪な囚人たちをかき集め、あの!ロゼス島でサバイバルさせるのです!」
客席から動揺の声が広がる。
「最後の1人になるまで続き、唯一生き残った者にはーー何と!!賞金100億が渡されます!!」
司会の男の背後にライトが当てられる。そこには札束の山が悠々と聳え立っている。
観客からはおぉっと感嘆の声が上がる。
「もちろんお金だけではありません!! 囚人にとって1番欲しいのは自由!! つまり、罪の帳消しです」
観客からは動揺の波紋が広がる。当然だろ。罪に金と自由を与えたら何を仕出かすか分からないのだから。
「もちろん、皆さまの考えることは分かります。 ですので生き残った者が次また、罪を犯した場合は我々財閥がありとあらゆる手段を用いて抹殺致しますのでご安心ください!」
観客の考えにすぐさま答えてみせる司会。
その答えに安心したように声が静まっていく。
「その他の細かいルールはお渡ししました、タブレットの方にてご確認ください」
「それでは! ジャッジメント•サバイバル開始です!!」
司会の開始宣言とともに壇上の巨大モニターに飛行機からパラシュートを投下される映像が流される。
ジャッジメントロワイヤル〜自由を得るため殺し合え〜 篁灯 @kennta2001
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ジャッジメントロワイヤル〜自由を得るため殺し合え〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます