よしなしごとあれやこれや

乃々沢亮

第1話 はじめに

 筆名、乃々沢 亮。1967年生まれ55歳。男。

 神奈川県南部に生まれ育ち、28歳で東北、37歳で北海道に移住し現在に至る。

 60歳の定年を楽しみにしていたのに65歳までに延長され、心の底からガッカリしている。住宅ローンの心配が解決すれば60歳で退職し、他の仕事をしてみたい。


 小学生の頃になりたかったものは、甲子園球児。

 中学生の頃になりたかったものは、プロ野球選手。

 高校生の頃になりたかったものは、テレビドラマの制作者。

 大学生の頃の夢は、テレビドラマの制作者または作家(文筆業)。


 大学生の頃は、夢はほぼ叶わないものと思っていたので、現実的には安定した企業の会社員になるのが目標でした。

 いま思えばほとんど一所懸命には努力してこなかった学生時代です(野球以外)。


 会社員になっても(まだ現役ですが)、瞬間瞬間で出力をUPしてきましたが、毎日が一所懸命とはいえない仕事ぶりだろうと思います。

 それでもなんとか結婚もし子供も授かり、それなりの給料を得てそれなりの生活を送ってまいりました。後悔というほどの強い感情もなく平穏に平凡に生きてきております。幸せですね。両親にも家族にも仕事にも感謝です。


 ただですね、ここ数年で壮年の反抗期とでも申しましょうか、反骨心のようなものが芽生えてまいりまして。

 たとえば65歳の定年前に会社を辞めて、まったく未知の仕事をしてみたいとか、1000㏄クラスのでかいバイクを乗り回したいとか、教育系YouTuberになって日本史を教えたいとかですね、必ずしも実現不可能ではない空想をするようになりました。

 もちろん自分の書いたものが出版される、なんて空想もしますが、これはちょっと実現性が低いんで自費出版くらいで空想をとどめています。

 

 自分に対する反抗、反骨心ですね。これは昨年に初めて辛い病気を経験したことから生じた、生への焦燥感かもしれません。

 時間を無駄に過ごすことが人生の贅沢だと思っていたフシのある私には、ちょっとした、でも重大な変化なのかもしれません。

 とはいえ、自身の反抗に実際に従うかどうかはわかりません。お金の問題は大きいですし、私の人生はもう私だけのものではないですからね。自分勝手は性に合いません。憧れますけどね、そんな生き方には。


 臆病とか優柔不断とはこういうことをいうのでしょう。

 でも、二の足を踏んだり即決即断できないところに、人生の面白味があるのも確かではないかなぁ、などと思ってみたりもするわけです。

 これ、言い訳ですかね。わたくし、言い訳の多い生涯を送ってまいりましたです。


 ここでは由なし事をあれこれと書いていきたいと思います。

 ずぼらな私ですので思いついたら書く、という程度で更新は不定期になるかと思われますが、至極お暇なときにでもお寄りいただければ幸いに存じます。


 乃々沢亮

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