第33話:予定が合わない日々

通話ボタンを押す自分




トゥルルルルル




「あ、あやかちゃん?」



「うん、こんばんは♪」




何となく、別の日にしたあの日から、

よくあやかちゃんとは電話をするようになった



いつも、仲良く話していた



だけど、次の約束をしようと提案すると・・・





「うん・・・。でも、その日は夜、用事があるから駄目かな・・・・」





と、つれない返事・・・



でも、あきらめずに違う日も電話をする



でもやっぱり・・・





「そうだね、だけど分からないよ・・・

まだ、予定が分からないから・・・」





あれ?何か断れる率が高いんですけど・・・?





「たまには、優先してくれないのかな?

まだ予定は、ないんでしょ?」




「だけど、分からないから・・・。

ごめんね。」





うーん?やっぱり断られる・・・



やっぱり、あの日会えたのは、何かの間違い・・・?



でもあの時”居て欲しい”って・・・





「じゃあ、僕が営業であやかちゃの会社の近くに行くこともあるから

その時にランチでも食べようよ」



「でも、お弁当持ってきてるから・・・」





やっぱり駄目・・・


やばい、かなり虚しい・・・


でも、へこたれないぞぉ・・・










「第34話:好きな人ができたの」

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