・It's showtime!!
「さあ今宵は、摩訶不思議な世界へとあなたをご招待しましょう」
高層ビルの一室で行われたマジックショー。初めて訪れた私は、これから始まるワクワクで胸が膨らんでいた。
「手始めに、カードマジックから」
あっと驚く不思議な現象。一瞬の間では起こり得ない出来事。まさにそれは魔法のようで、目の前で起きているはずなのにどうしてもわからない。
ここへ訪れる前は、直に見ればトリックなんて簡単にわかると思っていたのに。
「さあ、お次は消失マジックです。この壁にご注目ください。これを一瞬にして目の前から消してご覧に入れましょう。では行きます。3……2……1!」
マジシャンが指を鳴らす。
その瞬間、眩い閃光が放たれ、次にはもう確かに壁は消えていた。
思わず観客の皆から感嘆の声が漏れる。
雄大な夜景が目の前に現れた。
拍手の雨が鳴り止まない。
本当にどうやったのだろうか。さっぱりわからないけれど、でもそんなのはどうでもよかった。
私はただただ目の前のイリュージョンに、魅了され続けていた。
【パングラム】
「
「……わあ!?」
いつの
【解説】
てしなおひろめ。
「かへをけすね」
「……わあ!?」
いつのまに、そこはきえた?
よゆうちらせ、さくるもむり。
ほんと、みやふれぬ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます