【小ネタ】ついったー再録詰め。3
Twitterで流れてきたネタとかに触発されてちらほら呟いていたものをまとめました。リハビリついでに呟いてみていたものなのでオチとかはない。
+ + + + + +
●夜の学校に強制ログインしました
「お約束だな……」
「お約束だね……」
「最近囁かれ始めた七不思議。何故か閉じ込められてしまった夜の学校。ここから導き出されるのは――」
「導き出したくない」
「そう言うなよ。どうにもならないから」
「っていうかなんでいきなりホラーなの」
「今までだっていきなりファンタジーだったりいきなりサスペンスだったりしたろ」
「そうだけどホラーはないと思ってたのに……」
「何を根拠に」
「ホラーと恋愛って結構喰い合わせ悪いから」
「そうか?」
「少なくとも女子向け界隈ではそうな気がする。だからないと思ったのに……」
「じゃあ俺の方メインのイベントなのかな」
「今ここに私が居合わせてる時点でそうとは言い切れない」
「っていうかなんで居合わせられたのか」
「そういう世界強制力が働いたんだよ」
「詳しく聞かないでおくわ」
「そうして」
「っつーわけで、まあセオリー通りに七不思議踏破しようと思うんだけど、あんたホラー系大丈夫?」
「大丈夫か大丈夫じゃないかで言ったら大丈夫じゃない。怖いもの見たさとかも発揮しないくらいには好みじゃない。ただし人外・妖怪ネタを除く」
「最後の要ったか? つまり苦手なわけか」
「苦手……うん、まあそういうことでいいよ」
「微妙な言い方だな。まあ怖くて一歩も動けない系じゃないっぽいな」
「我慢はできるよ。ただし寿命は順調に縮む」
「平静装えるタイプか」
「御名答」
「とりあえず可及的速やかにこの状況を脱した方がいいのはわかった。あんたの寿命のために」
「そうして。今この時もがつがつ寿命縮んでるから」
「ちょっと表情硬いくらいで、他は普通にしてるように見えるのにな……」
「きゃーきゃー言いながら腕にしがみついたり背中に隠れたり気絶したりできる人間だった方が多分生き易かったな……とは思ってるよ」
「それは俺が困るから今のままでいてくれ」
(とかそんな感じで、強制七不思議巡りツアーに出発することになったりすることもあるかもしれないという話)
●二次充中の彼ら(ただしやってるゲームはいつもと逆)
「うわああまた!! 死んだ!!!」
「またwww そこで引っかかりすぎだろwww」
「だって私の癒しが……私の癒しが豹変した衝撃が強すぎて……。もう初期のセーブからやり直した方がいいかな」
「かもなー。ちょっと意地悪い選択肢あるからそこじゃね? っつーか攻略サイト見ない派だったっけ?」
「普通に見るけど途中BAD以外のまともなエンディング迎えるまでは見ない主義なの」
「そうか、じゃあがんばれ。ところでうちのかわいい娘が厄介な男に引っかかって心が痛い」
「娘www」
「うちの娘ちょうかわいい。天使。なのになんであんな面倒そうな男に惹かれてしまったんだ……」
「君の選択肢のせいだよ」
「身も蓋もないこと言うな」
「でも事実ですし。乙女ゲーの男子なんてめんどくさくない方が珍しいんだから諦めなよ」
「こんな苦労しそうな男なのに、こいつ人気高いんだろ……女子人気ってわかんねぇ」
「何故か女子はちょっと悪い人とか面倒そうな人の方に惹かれる傾向があります。釣った魚に餌やらなそうな人とか」
「それでいいのか女子」
「まあ所詮二次元人気だから。現実では多分そうでもないよきっと。……あっ、見てない分岐出た! これで勝つる!!」
「何に勝つんだ何に。まー、|最後の一人(ラスボス)攻略頑張れ」
「うん頑張る。君もかわいい娘を幸せにするために頑張れ」
「おー」
(貸し借りしてるゲーム同時攻略しながらたまに喋ってるみたいなスカイプっぽい何か。のつもりだったけどチャットっぽくなってしまったという。そもそも同じ空間で喋ってるのでも違和感ない)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます