姫と兵士

Grace

価値

姫「あなたは命をかけて私を守ってくれるの?」


兵士「はい、それが仕事ですからね」


姫「・・・仕事じゃなかったら守ってくれないのですか?」


兵士「・・・わかりません」


姫「わからない?不思議なことをいうのですね」


兵士「あなたにその価値があれば命をかけるかもしれません」


姫「価値ですか?」


兵士「はい」


姫「難しいですね?」


兵士「そうですか?」


姫「はい」


兵士「私が命をかけてもあなたを守れないかもしれません」


姫「そうですね」


兵士「私があなたを守る必要もなければ、どうせならこの剣も必要の世界になればと思うことがあります」


姫「それはどうしたら?」


兵士「それはえらい人が考えることじゃないですかね?」


姫「・・・そうですね」


兵士「もしあなたが剣が必要のない国を作るなら、仕事ではなくて命をかけてでもあなたを守ると思います」


姫「そう」

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姫と兵士 Grace @Grace_8800

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