ぼくのうた

ダイヤモンドになりたかった

わたしの生まれは１月だから

わたしの石は柘（ざく）榴（ろ）石（いし）

赤もいいじゃないなんて云（い）うけれど

わたしの色はくすんだ焦げ茶色

真実語らずにウソだけ吐いて

友達いなければ恋人もいない

尽（つ）くせる相手までもが見付からずに

勝てる相手すらも……

ダイヤモンドになりたかった

煌（きら）めき輝くあの星に

ダイヤモンドになりたかった

王座の苦労もあるのだろうけど

地べたを這（は）うより少しは幸せでしょう

あなたも宝石って言われるけれど

認められるのはほんの一握り

カーバンクルなんて夢のまた夢

わたしはせいぜいガサツなヤスリ砂

当たる光で七色変化の

あの子何様なんて妬（ねた）んで羨（うらや）んで

本当に汚い色してるのは

わたしのこの心……

ダイヤモンドになりたかった

No．1（ナンバーワン）.のあの夢に

ダイヤモンドになりたかった

ダイヤモンドには変われない

わたしもわたしなりに生きていて

ダイヤモンドとは違うから

せめてわたしはわたしを愛してるって

そう信じたいから

ダイヤモンドにはなれないけれど

わたしはガーネット

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【garnet（ガーネット）】

・珪（けい）素（そ）酸塩鉱物

・１月の誕生石であり、和名は柘（ざく）榴（ろ）石（いし）

・石言葉は『真実・友愛・忠実・勝利』ほか

・品質の高いものは丸く磨（みが）かれ宝石として扱われる（「carbuncle（カーバンクル）」と呼ばれる）

・まれに「アレキサンド効果（当たる光の種類で変色する）」を発現するものが産出され、「カラーシェンジガーネット」として重用される

・硬度が高く、低質のものは砂状とされ紙やすりの原料として用いられる

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🎦 https://www.nicovideo.jp/watch/sm30328980