第6話 日常と通話
大学の友人とはよく通話をする。グループでの通話では様々な会話が飛び交う。恋の話であったり、高校の話だったり、最近の流行りだったり話す。今日もくだらない話をしながら笑いあう、そんな日常が私の活力。と言いたいところだが、当然夜更かしをしているわけで体にいいわけなく普通に次の日はしんどい。だけど何となくいつも通話に入ってしまう。暗い部屋に灯る笑い声、夜に話すことは何か特別だ。一つ一つが光って私を照らして暖める。
好きな子からの電話していい?でドキドキして、おっけーと普通ぶっても心は大盛り上がり。でも内容は好きな人の相談で落ち込んだなんてことがかなり前のことのように思える。直接会って話すのも空気感もわかるから楽しい。でも電話で見えない中相手の声だけに感覚を集中させて聞き入ることも私は好きだ。
今日もいつも通り、布団に包まれていく……好きなあの子は幸せになれたんだろうかと思いながら……。
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