第5話
朧車(おぼろくるま)それは、妖怪の名前だ。
本来半透明の、特に害をなさない珍しい妖怪である。今のところなぜ、バイクを盗んだのか理由はわからない。
「つまり、妖怪の仕業だと?」
「ええ、まだ決定打はありませんが、1人でに動き出した。日々妖怪も進化するので、透明になる術を見つけた可能性があります。突拍子もなくて信じられないかもしれませんが」
「いえ、バイクが1人でに動き出したんです。妖怪の仕業と言う手掛かりを掴めただけで、御の字です」
「では、行きましょうか」
「え、どこにです?」
「不動山です。そこで、拾われたバイクですから」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます