第4章 エピローグ
「ゲルゴス」
「良いわよ。」
結界が張られていく。師匠の残した結界の核に魔力を注いでいるのだ。
「サン!」
「無事か。」
「みんなは?」
「なんとか無事です。」
「魔物も入ってきた奴は全てやっつけたぜ。」
「よかったぁー。」
「よかったな。」
「ダリア~!」
「アルマ。」
「ダリア!よかったわ。」
「みんな無事でよかった。」
「えぇ。」
その後俺達は一泊して次の町に行くことになった。
「サンリット。」
夜 俺は彼女に呼ばれた。
「なんだ?」
「ありがとう助けてくれて。」
「当たり前だろ。困ってる人をたすけるのが勇者だからな。」
「それでもありがとう。勇者に教えてあげることがあって呼んだの。」
「なんだ?」
「私の本当の名前。今まで師匠しか知らない私の名前。」
過去を乗り越えたってことでいいのかな?
「聞かせてくれ。」
「私の本当の名前はダリア マーフィーヌ フランチェス。フランチェスって今後は呼んでサンリット。」
「あぁ、フランチェス。」
俺達は握手を交わした。
そしてこの村を出ていく日
「バイバイ。サンリット。」
「なぁダリア 俺達と一緒に来ないか?」
「いや私はこの村を守りながら師匠を待つよ。」
やっぱりダメか。
「行きなさい。」
「アルマ。」
「私達なら大丈夫だから。これでも私らの中には魔法使えるやつもいるんだから。
「それに 外の世界を聞いてるあんたの目は輝いていた。」
「でも。」
「まだってんならスミスのバカを見つけてきて連れて帰ってきておくれよ。」
アルマさんは彼女のために…。
「良いのかな?」
「いいに決まってるじゃないか。安心しな私達はあんたの帰りを待ってるよ私達は家族だろ?」
「アルマ!」
ガシッ!
「サンリット 僕を仲間にいれてくれる?」
「もちろん 俺達からも頼む。仲間になってくれ!」
「わかった。」
アルマから離れ俺たちの方へ歩いてくる。
「改めて 氷の魔道師 ダリア マーフィーヌ フランチェス よろしく!」
華のような笑顔な魔道師を俺達は仲間にした。
シナリオ 第4章 護られた村 織青 叶 @AMANOSUI
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。シナリオ 第4章 護られた村の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます