第4章 彼女の話

夜も深くなった頃宴は終わり俺達は眠りについた。

しかし俺はなんだが寝付けなくてそとに出ていた。

「しかし、すごい結界だな。」

「おや起きてたのかい?」

「アルマさん。」

アルマさんがいた。

「アルマさんこそ。」

「私は片付けだよ。」

「手伝います。」

体を動かしていたら眠れるだろう。

「そういえばあんた達はスミスのバカを知ってるんだよね。」


「師匠のことをバカって。」

この村長婦人 恐るべし。

ダリア マーフィーヌ スミスは大陸最強の賢者 化物 そう呼ばれた師匠をバカとは。

「ダリアはね スミスが拾ってきた子なんだよ。」

※過去へ

「アルマ。」

「スミス どうしたんだその子!

早く温めやんないと!」


「でどうしたんだいその子。」

「親が殺されてた孤児だ。

助けてくれと頼まれたんでな 助けてやった。」

「どうするんだい?」

「俺の娘にする。」

「あんた正気かい!」

「あぁそして弟子にする。アルマ あんたにゃこいつの世話を任せたい。」

「あんた それは娘にしてないよ!」

「俺に人を育てれると?」

「思わないけどそれはこの子のためになるのかい?」

「孤児院にいれるべきではあると思った。しかしこいつは生きようとした。そして俺に助けを求めた。この賢者である俺にだ。つまり俺はこいつの神になる必要がある。」

「神様ねぇ あんた傲慢すぎるよ。

あんたの気持ちはわかったよ。」

「恩に着る。」


「それからダリアはここで育ててる。スミスの奴は魔王討伐会議に出ていったきりさね。スミスは元気かい?」

「それが 今行方知れずになってます。」

「そうかい まぁあいつは殺して死ぬような奴じゃないさね。」

少しだけ気まずい。

「どこまで話したかね あぁー拾われてきたところだったね。

「ダリアは昔からやんちゃでねスミスのバカといっつも色々なことしてたよ。」

過去へ

「師匠みてて! アイスボール。」

「おぉーうまいじゃねぇか。」


「みてろよ。 スノーボール。」

ポスン

「つめたー!」

「はははは。」


「よぉーしこいつの相手してみろ。」

「うん!」

※戦闘へ

「勝ったぁー。」


「魔法が使えるようになってから村の周辺の魔物を狩って来るようになって、スミスが去ってからも続けてたもんだから 守り手だ神様だ なんだと騒いでるよ。」

それが村人のあの様付けの理由か。

「村の連中はスミスを怖がってダリアのことまで怖がってたがまぁ私にとっちゃ可愛い娘だよ。」

アルマさんの目は優しく慈しむような目だ。

彼女に愛されてることがわかる。

「さぁ こんなもんかね。」

片付けが終わった俺達はそのまま別れた。

「いかん 目が逆に覚めてしまった。」

そのときだった。

パリン

「なっ!」

結界が壊れたのだ。

「なにごと!」

「ダリア 結界が!」

「そんな!もう一回結界を張らないと。」

「それは困りますわぁー。」

「誰だ!」

声が聞こえた方向を向く。

「どうも皆様ごきげんよう。私は魔王コキュートスの幹部筆頭 七星精鋭が六星 レヴィと申しますわぁー。」

「お お前は は は は 。」

「どうした?」

「レヴィ!私のことを覚えているか!」

「あぁ あの裏切り者の娘ですか。愚かにも生きていましたか。」

「お お お お前がお母さんとお父さんを!」

「あんなゴミ死んでも良いんですよ。」

「アイスバレット!」

「はぁー あの日も思いましたがゴミはゴミ

らしくしててくれません?睨むなんてゴミのやることじゃないんです。」

「ウォーターボール」

「うわぁー!」

「ダリア!」

ダリアは木にぶつかる。

「う うぅ。」

「はぁーつまらないですわぁー。」

「ウォーターカッター」

バーン

「村が!みんなが!」

「愚かで哀れな裏切りの娘みんなあなたが弱くてなのにここにいるから死ぬんです。」

「僕の………私の?」

「えぇ。」

「私のせい……で。」

バタン

「おい!」

「倒れましたか やっぱりゴミですわぁー。」

「レヴィだったか?」

「あなたは?」

「俺はサンリット 勇者でありお前を倒すものの名だ。」

「あぁ、あなたが勇者ですか。それはそれは良いですわぁー。」

※戦闘シーン

負けイベント

「ぐっ!」

「まだまだ弱いですわぁー。」









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る