第4話 飼い主は悲しんでいる
教室でケンタとナナミは、同級生女子、柴犬の飼い主が悲しんでいる様子を見た。なんだか声をかけることに遠慮するケンタとナナミ。二人は早く手がかりを見つけたい。けれども、今のところは何も手がかりがなかった。
ケンタはこれまでの話を思う。
まずは、散歩中に柴犬はものすごい力で飼い主の手から逃げ去った。柴犬は中学校の南の方向へと逃げ去った。その方向は住宅街が広がる。柴犬は住宅街をさまよっていると思われる。
「ナナミ、明日の学校の休みに南の方向の住宅街で柴犬を探そうぜ?」
「うん、いいよ。でも、堂島さんがさっきからこちらを見つめてクスクス笑っているんだけど?」
ナナミの言う通り、堂島さんがこちらを見つめてクスクス笑っている。
ケンタは相手をしないことにした。二人、ケンタとナナミは柴犬を見つけたい。明日は柴犬探しである。
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