人生列車始発未来行き

掛け替えの無い日常

「かけがえのない日常」とはよく言うが

それは傍観者だから言えることで

実際生きてる上で誰もそう思ってない

どこか堕落的に過ごしてる


クラスの友達との会話とか同僚との馬鹿話とか

無意味なことをして過ごしてる

その1秒1秒こそが「掛け替えの無い日常」で

けどそれを意識して過ごしてる人なんか居ない


そうして何かを失った後

当事者でもない誰かがきっと言うのだ

「あの掛け替えの無い日常が奪われた」って

それを漠然と享受してる奴が言う


そう言う僕を何とでも言って嗤えば良い

生憎人に好かれる人間じゃなかった

だからいつも失ってばかりで

今日もただ円の外で楽しそうな人を見てるから


別れてばかりが人生ならば

その数だけの『日常』を失っていて

それを取り戻す日々なんて無いから

全く嫌になるぜ

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