愛なんて無いよ　何処にも

僕らはたくさんのエゴの中

義務感に耐えきれなくなって

産み落とされた自我(エゴ)のカタマリ

偉い学者のセンセイが　確かこう言ってた

親鳥が卵を温めるのは　それが冷たくて気持ちいいから

ただそれだけの理由

ぼくの存在だってきっと　そんな程度なんだ

そこに愛なんて無いのさ

愛なんて無かったのさ

欲望のままに生み出された

誰かのエゴのカタマリ

誰かの言い訳のなれの果て

ただそれだけの存在

そこに愛なんて無かった

ぼくはそらのゆりかごに　放り出されたんだ

だったら　いっそのこと

そのまま漂っていってやる

生まれることのない　孵ることのない　たまごのままで

ずっと漂い続けよう　誰にも拾われることなく

誰にも温められることなく

何も紡ぎ出すことなく

何処までも行ってやろう

ぼくがぼくになる日まで

ぼくがぼくでなくなる日まで

漂い続けるんだ

※pixivに上げていたものを歌詞風にアレンジしました。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい