幸せへの階段を作ろう

蝉の弟子

第1話 運

世の中運が大切である。

産まれた家庭が、裕福であるか否か、家族が仲睦まじいか否かだけでもその後人生を大きく左右するが、どの家庭に自分が産まれるかすら運で決まる。

どんな優れた能力がある人間でも運が無ければいつどこで事故に遭うかも分からないし、逆にまるで能力がない人間でも、運さえあれば世の中を渡っていけてしまったりする。

にも関わらず、世の人々は自分の能力を上げる事ばかりに夢中で、自分の運を上げる努力はまるでしていないのだ。

今の世の変化は激しく、数年先の未来すらまるでどうなるかもわからない。

現状はいくら未来予測をして対策をしようとキリがない状態なのだから、運なしでこの先やっていける訳もないというのに。


では、どうすれば運が良くなるのか?自分の運を鍛えられるのか?という話になるのだが、これは割と簡単だったりする。

まず、1日10分間の掃除をする癖をつけるところから始めよう。

科学的根拠などないが、住まいが汚い人に幸運はこない。

試しに自身の周りにいる人間で、住まいが汚いラッキーマンがいるか、不幸だと思う人の住まいがどんなところか考えてくれれば納得してくれる人が多いのではないかと思う。

玄関に靴が散らばってるなどもってのほか。

玄関に靴が一足も出しっぱなしになってないのが理想である。

1日10分の掃除なれど毎日続ければ、それは無理なく誰でも手に入るのだ。


もし住まいは綺麗だが幸運が来ないとお嘆きの方がいるのなら、例えば近くの神社に毎日参拝してみてもいいだろう。

近所に神社がないのなら、朝顔を洗う時に口角を上げる(笑顔)練習をしてみるのもいいだろう。(人の顔つきは顔の筋肉によって決まる。それを鍛えれば人相が良くなり運も良くなる。)

開運に通じる方法など調べればいくらでも出てくるものだが、それを真面目にやっている人は存外少なく、只々自身の不幸を嘆いてばかりいるのだ。

努力の方向性を語るのならば、まず運を良くする努力こそ重要であるにも関わらず。

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