第2話 君はもしかして…?

グーチョキパーセットを手に取り

勢いよく家を出る主人公。

遊び場の裏山まで駆け出していく。

果たして今日は何が待ち受けているのか?

ワクワクが止まらない。

何せ、今日が初バトルになるかも

しれないからだ!!

気合い十分で裏山に着くと、そこは

既にたくさんの人で賑わっていた。

主人公は最初に目が合った人とバトル

すると決めて来ていた。

よーく周りを見渡していると…

1人の少年と目が合った!

主人公「よし、君とバトルだ!」

少年「…ボク?が、がんばるよ…!」

主人公「ふぅ〜…君、名前は?」

少年「ボクの名前?…ボクはキミヒロ」

主人公「キミヒロ君、バトルよろしく!」

キミヒロ「よ、よろしくッ!」

その時、グーチョキパーセットから

声がした。

「セットレディ!

これよりバトルを始めます!

お互いにフェアプレイを心がけるように!」

お互いに位置に着く。そして深呼吸。

「バトル開始!!」

主人公「…パッシブスキル?」

ふと気付いた主人公。

キミヒロ「…キミ、バトル初めてかい?

パッシブスキルってのはね、1人に最低1つずつ発動するんだよ。最初は固定で直感スキルがあるはずだよ。」

主人公「うん、直感スキルって書いてある。」

キミヒロ「バトルを重ねていくとね、そのうちスキルを思い付いたり、スキルが成長したりするんだ。」

主人公「へぇ…楽しそう!教えてくれてありがとう!」

「キャラとカードをセットして下さい!」

キミヒロ「これだ!」

主人公「直感スキル…これだって言ってる」

「レディ!ゴー!」

主人公のキャラ👊、カード✋!

キミヒロのキャラ✌️、カード✌️のストレート!

「主人公の勝ち!キミヒロに2ダメージ!

主人公に1ダメージ!

そして主人公の👊ゲージ1上昇!

次のキャラとカードをセットして下さい!」

主人公「これは…もしかして…?いや、まさかね」

キミヒロ「キミ、ジャンケン強いんだね…」

次のキャラとカードをセット。

主人公「次は攻めてみようかな…!」

キミヒロ「これだ!」

主人公のキャラ👊、カード👊のストレート!

キミヒロのキャラ✌️、カード✌️のストレート!

「これは綺麗なストレート!

キミヒロに3ダメージ!

主人公の👊ゲージが2上がる!

主人公のライフ9、キミヒロのライフ5!」

キミヒロ「キミ…本当にこのゲーム初めてかい!?」

主人公「ビギナーズラックってやつさ!」

主人公(間違いない…この子は✌️しか出さない…!)

「次のキャラとカードをセットして下さい!」

主人公「じゃあ次はこれ!」

キミヒロ「これだ!」

主人公のキャラ👊、カード✌️!

キミヒロのキャラ✌️、カード✌️!

「キミヒロに2ダメージ!

主人公の👊ゲージが4になったぁ!!

キミヒロのライフ3!」

主人公(👊ゲージにしといて正解だった…)

キミヒロ「…ボクの敗けかぁ。」

「勝負は最後まで諦めない!キミヒロ君…

でも、今回は勝負ありだね!

勝者 主人公!!」

主人公「バトルありがとうございました!」

キミヒロ「…おめでとう、キミ。大勝利だね。あ〜あ…これで0勝100敗目だ」

キミヒロのパッシブスキルが変化する…

パッシブスキル「固執」

同じ手を出す事で威力がアップ

それに呼応して主人公のパッシブスキルも

成長していく…

パッシブスキル「直感→予感」

直感よりも少しだけ鋭くなった

キミヒロ「…良いなぁ」

主人公「ははは…ドンマイ…(汗」


そんなこんなでまずは1勝出来て

パッシブスキルが成長していくのだった…


次回

「ガキ大将現る!」

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