7
窓から差し込む月の光が照らす夏の旅館の和室。そこで複数の男女がお互いの体を絡ませ、甘く淫蕩な声を漏らしていた。
「来沙羅の友達って可愛い娘ばっかりだな。彼氏とかいないの?」
「前はいたけど、今は別れちゃって。好きな奴はいるんだけど、そいつ彼女いるからな」
「私も最近彼氏と別れて。エッチしたい人はいるけど、その人抱いてくれないの」
「へえ、じゃあそいつのおかげで俺が君たちを抱けるってわけだ。じゃあそいつに感謝しないとな!」
一人の男を囲むように、スレンダーな美少女と巨乳の美少女がしなだれかかる。彼女たちの浴衣ははだけ、彼女たちの大事な部分が今にも見えてしまいそうだった。
男はそんな彼女たちを抱き寄せて、「今日は楽しもうな」と囁く。すると彼女たちはうっとりとした表情で男に抱きつき、絡み合う。
「司が悪いんだぞ」
「根東くんが抱かなかったせいだよ」
男に抱き着く彼女たちは、小さい声で呟いた。
そんな彼女たちとやや距離を空けて隣の布団で男と抱き合っているのは、黒髪の美少女だった。
「来沙羅って彼氏がいるんだろ?いいのか?俺とこんなことして」
「いいの。だって私の彼氏、変態なんだもん」
黒髪の美少女は浴衣を脱ぎ、ほとんど裸も同然の恰好で男に抱き着く。彼女の柔らかそうなおっぱいが男の胸板にあたるとたわわに変形した。男はそんな彼女の背中に手をあて、さらに抱き寄せて密着する。
「根東くんが悪いんだよ」
彼女は小さく呟いた。
…
…
…
「ハッ!…よかった、夢か」
目を覚ますとよく知っている天井だった。当然だ、自室なんだもん。
それにしてもなんてスケベチックな夢を見るのだろう?いくらなんでも悪夢がすぎる。
いや、理由はわかっている。こんな寝取られ願望の粋を極めたような夢を見る原因、それは壬生さんが昨日の夜からお兄さんとその大学の友達と一緒に温泉旅行に行ったせいだ。
しかも百崎さんと宗像さんを連れて。
だからあの二人、壬生さんと同じ方向に帰っていったのか。なるほどね、謎はすべて解けた!…こんな謎、解きたくなかったよ。
…この夢、正夢じゃないよね?
昨日の壬生さんの一言がどうしても脳裏をよぎってしまう。
彼女は後悔すると言ったけど、まさか本当に後悔するようなことしないよね!
だって僕、壬生さん以外の女性は抱かないって言ったんだよ!なんでそんなごくごく当たり前のことを言っただけで、彼女から後悔させられないといけないの?おかしくね?
じゃあなんですか?僕は彼女以外の女性に手を出すようなヤリチンにでも成れとでもいうのだろうか?壬生さんは僕の貞操観念をなんだと思っているのだろう?
まあ、寝取られ性癖を持っているようなド変態が正論を言ったところで説得力なんて皆無なんですけどね!
くっそ、恨めしい。寝取られ性癖を持つせいで、普通の交際ができねえんだけど!あんなにも可愛い彼女がいるのに、なんか不運だなあ。
壬生さんは僕に他の女性とエッチしてほしいのだろうか?それとも単純に僕を苦しめて悦に浸りたいだけなのだろうか?
うーん、たぶん後者だね。
さすがに僕も壬生さんという女性の気持ちはもうだいたいわかってきたよ。
彼女は僕を苦しめて楽しみたいだけなのだ。そして残念なことに、僕は苦しめられるたびに喜ぶド変態なのである。
しかもあえて僕の性癖が刺激されるような苦しませ方を採用するから質が悪い。
こんなことされたらさあ、壬生さんのこと、責められないじゃん!
これが普通の男だったら、こんな嫌がらせはもう止めてって文句の一つでも言うところなのかもしれない。
しかしなあ、僕の場合はなあ、うん、そうだね、あれだね、喜んでるね。
壬生さんが他の男に寝取られてるかもしれない。しかも最近できたばかりの友達の女の子までついでに寝取られるかもしれない。
こんな悲惨で苦痛すぎる状況下だというのに、僕の心臓はバクバクと高揚し、全身は喜びに満たされている。
なんという興奮なのだろう。すっげえよ、壬生さん。君は僕の寝取られを理解しすぎているよ。
もちろん、彼女が今まさにこの瞬間、他の男に抱かれているかもしれないという恐怖のせいで僕の胸は今にも張り裂けそうだ。それは間違いない。胸が痛いよ、苦しいよ。
でも同時にもっと見たい、壬生さんが他の男に抱かれる姿を感じたいと思っている自分もいるのだ。
それだけじゃない。宗像さんと百崎さんについてもそれは同様だ。
壬生さんと違って彼女たちは友達であって、彼女ではない。恋人ではないだけに、彼女たちがどこの誰とエッチしようが、彼女たちの自由である。
それは間違いない。ないのだが、なぜだろう?
いざ他の男に抱かれているかもしれないという杞憂のせいで、今にも僕の脳が破裂しそうな勢いだった。
うーん?どういうことだ?僕は彼女たちが好きなのか?
いや、嫌いではないよ。どちらかといえば好きではある。しかし壬生さんと違い、宗像さんも百崎さんも彼女ではないのだ。
この感覚はあれだな、好きだったVtuberに同棲中の彼氏がいた時のような寝取られ感なのかもしれない。
別にVtuberがどこの誰と付き合おうとその人の自由である。しかしいざ彼氏がいるって言われると、心にナイフが刺さるような苦しみがある。
百崎さんと宗像さんの寝取られはそれに近いものがあるね。いや、寝取られたと決まったわけではないのだが。
…いや、期待しているのか?
僕は壬生さんが寝取られることはないと思ってるし、僕がやれと命令しない限り彼女が他の男とエッチすることはないと確信している。
では宗像さんと百崎さんについては?
うーん、正直、寝取られてるところ、見てみたいなあ、という期待がある。
付き合ってないなら別に寝取られても問題なくね?
どうしよう?やばい、考えれば考えるほどめちゃくちゃ動悸が激しくなり、見てみたいという欲望が強くなっていく。
すごい、なんという興奮だ。壬生さんはまさかここまで計算して彼女たちを呼んだのか?さすが壬生さんだ。どうすれば僕が喜ぶのか、よく理解している。
もし今、この興奮の中で昨日みたいな水着鑑賞会をされていたら、たぶん我慢できなかっただろうね。もうキスどころか一線を超えて本番までやってたね。
よかったあ、ただのハーレムで。寝取られ要素のないハーレムならいくらでも我慢できるよね!
そんなことばかり考えていたせいか、せっかく悪夢のおかげで早起きができたのに、いつの間にか時間がだいぶ過ぎていた。
せっかくの日曜日なのになにをやっているのだ、僕は?
僕は朝食を食べながら今日の予定を考える。
本来であれば進学のためにも受験の勉強をするべきだ。しかし壬生さんの寝取られイベントの興奮が強すぎて、ちょっと集中できない。
うーん、外に出るか。
壬生さんたちは今日帰ってくる予定だ。といってもさすがに旅行から帰ってすぐは疲れているだろうし、そうなると土産話を聞くのは明日以降になるだろう。
くっ、会いたい。壬生さんに会いたい。百崎さんに会いたい、宗像さんに会いたい。
僕は壬生さんが大好きだ。だからこそ、彼女に会いたいと思うのは当然だ。しかし今の僕は、壬生さんだけでなく、百崎さんと宗像さんにも会いたいと強く願っていた。
これはどういう心理なのだろう?もう恋愛とかそういうのを超えている何かを感じた。これが絆ってやつか?寝取られの絆、悪くないね。
僕は着替えると駅前に行き、適当に繁華街を歩いてまわった。なにかしていないと落ち着かないのだ。
もう彼女たちのことが気になって気になってしょうがないよ!
目的もなくただ街中を歩くだけ。しかし歩くだけでも体力を使うようで、お昼ごろになるとお腹が空き始めた。
うーん、一人で昼食かあ。最近はずっと壬生さんと一緒にいただけに、一人だと寂しいなあ。
そんなことを考えつつ、人通りの多い街中を歩いていると、
「あの、お兄さん、今暇ですか?よかったら一緒に遊びません?」
と逆ナンされた。
…え、マジで?今僕、逆ナンされてる?こんなこと人生で初めてなんですけど!
しかし僕には壬生さんという最高の彼女がいるだけに、逆ナンの相手なんてしてられない。…いや、確かに寝取られてる可能性のある彼女だが、僕にとってそれは興奮の材料だからむしろメリットなんですけどね!
寝取られてるかもしれない、だからこそ最高で理想の彼女、それが壬生さんなのだ。
「あの、すいません、今忙しいんで…ってあれ?生徒会長の四条さんじゃないですか?」
「へ?あ、ああ、来沙羅ちゃんの彼氏の…えっと、根東さんでしたっけ?」
逆ナンしてきたのは昨日会ったばかりの生徒会長さんだった。
四条さんは、見た目だけなら清純そうな、セミロングの黒髪がよく似合う、釣り目がキュートな女の子だ。
ちょっと正確がキツそうな雰囲気もあるが、生徒会長をやるぐらいだし、きっと真面目な性格なのだろう、と思う。
清純そうという意味では壬生さんも見た目だけなら清純派な美少女なのだが、四条さんと違って壬生さんは中身が遊び人なので、壬生さんが逆ナンをしていたとしてもそれほどおかしくはない。
しかし四条彩夢さんという女性の場合、中身もその真面目そうな見た目同様の性格をしていそうだっただけに、逆ナンなんてしてきたから正直びっくりした。
そんな彼女と今、僕は近くにあったファーストフード店に入って一緒に食事をしている。
…うん?これさあ、形だけ見ると逆ナン成功してね?
いや、違うよ。ただ逆ナンと呼ぶにはちょっと切実な様子で、なんだか危なっかしかったので、保護するような感覚で一緒にお店に入っただけだから。他意はないよ。
「ふ、ふふ、生徒会長が逆ナンをするなんて、幻滅したよね」
「え、いやそんなことないよ」
ハンバーガーを食べ終わり、ポテトを食べ始めた四条さんは、なんだかこの世の終わりみたいな顔をして半笑いをする。
幻滅もなにも、そもそも僕、君のこと知らないから幻滅しようがないんだけどな。
「会長さんだからって遊んじゃいけないってことはないし、全然良いと思うよ!」
「…本当ですか?」
「うん、本当だよ」
眉根を寄せて、なんだかひどく恥ずかしそうな顔をしながら四条さんはストローに口をつけてコーラを飲む。そして口を開くと、
「私、来沙羅ちゃんが羨ましくて」
と語り始める。
「ああ、なんか小学校からの付き合いらしいね」
「ええ、そうなんです。来沙羅ちゃんって昔からキラキラ輝いていて、みんなの憧れみたいなところがあったんです」
へえ、そうなんだあ。昔から目立ってたんだあ。まあそうだよな、あれだけ可愛ければ。
「勉強もできるし、スポーツもできるし、なにより可愛いし。普通の人とは違うって感じで。私もそんな彼女に憧れて、今まで一生懸命に頑張ってきたんです」
「うんうん、そうなんだ」
「スポーツは苦手だけど、勉強なら大丈夫だと思って、小学校の頃は一生懸命勉強してました。そのおかげで学校ではいつもトップで、私は来沙羅ちゃんと同じキラキラする側の人間なんだ、って気がしてたんです」
——私は他の人と違う、そう信じてました、と彼女は続ける。
「自分は特別、他の人とは違う、私はこういう特別な人たちの仲間なんだって当時は思ってたんです。でも中学くらいからだんだん私のメッキが剥がれてきたんです」
…なんか、重くね?
「高校生に入ってからなんてもう完全に来沙羅ちゃんに追いつけなくなって。私がどんなに頑張って勉強をしても、来沙羅ちゃんに追いつくなんてもう無理になってきたんです。それどころか、今まで馬鹿にしてきた普通の人にすら勉強で負け始めて…」
ああ、そういう人っているよね。なんか中学までは勉強できたのに、高校くらいから急に成績が下がる人って。アレはどういう現象なんだろう?
「私、特別じゃなかったんです」
「え?生徒会長やってるぐらいだし、十分に特別じゃない?」
「あんなのは他に立候補がいないから成れただけです。私も最初はこれで来沙羅ちゃんに追いつけるって思ったけど、でも違う。こんなのただ、雑用を押し付けられてるだけ」
——真面目に生きるってつまらないですね、と落胆した声で彼女は言う。
「私、今まで真面目に生きてきたんですよ。真面目に生きることが正しいって言われたから、それを信じて生きてきたんです。でもぜんぜん楽しくない。来沙羅ちゃんはあんなにも自由に遊んで楽しそうで、不真面目に生きてるのに、なんで真面目に生きてる私はこんなにもつまらないんですか?」
——遊んでる来沙羅ちゃんより、真面目な私の方が正解だと思って生きていた、でも違った、それはつまらない生き方だった、と四条さんは重々しい口調で言った。
あれ、この娘、もしかしてめちゃくちゃ不満を感じてない?道理で会話が重くなるはずだよ。
うーん、どうしよう?正直な話、今の僕は壬生さんとの寝取られイベントが気になって、あんまりこの重い会話に付き合いたくないのだが。
「うん、その気持ち、ちょっとわかるかもね」
とにかく早き切り上げたいので、適当に合わせることにした。
余計な刺激を与えず、とりあえず不満を全部口に出してもらえれば、きっと重い空気も晴れやかになるはずだよね!
「本当ですか?」
「うん、本当だよ。だって真面目に生きるって実際、つまらないと思うよ?」
「じゃあなんで真面目に生きろって周りの大人はいうんですか?」
「え?それはまあ、問題とか起こしてほしくないからでしょ」
「…どういうことですか?」
いや、そのままの意味だと思うけど。
「だから、犯罪とか起こして欲しくないから真面目に生きてねって言ってるだけで、真面目に生きればハッピーになれるからそうしろってわけではないんじゃないの?」
「そうなの?」
「それはそうでしょ。」
っていうか、それしかないでしょ。
いや、僕も真面目に生きることは悪いことではないと思うよ。みんなが真面目に生きてるおかげで世の中の治安は保たれてるわけだし。だから治安を守るという意味では真面目な生き方って正しいんじゃない?
まあ楽しいかどうかは別問題だけど。社会にとって真面目さは大事だけど、個人にとっては真面目な生き方はつまらない、そういうことでしょ。
「じゃあ私の今までの真面目な人生は無駄だったの?」
「いや、無駄ではないでしょ」
どういう理屈っすか?
「うーん、わかんないよ。私はこのままで良いの?悪いの?どっちなの?」
え、そんなことまで教える必要あるの?
「私は来沙羅ちゃんが羨ましいよ。真面目に生きてる私より、明らかに楽しそうなんだもん。小学校も中学校も高校も、ぜんぶ同じ学校に通ってるのに、生き方が私とぜんぜん違う。私だって…」
なんかどんどん会話が重くなりそうだな。どうしよう?ただなんとなく、彼女が逆ナンしてた理由がわかった気がする。彼女はとにかく現状に不満があって、自分を変えたかっただけなのかもしれない。
「じゃあ一緒に遊びに行く?」
僕はなんとなく誘ってみた。
「え、でも、あなたって、来沙羅ちゃんの彼氏…」
「別に遊ぶくらいならいいでしょ。壬生さんも遊んでるし」
「あ、そうなんだ。良いんだ。遊んでも」
暗い顔をしていた四条さんだが、なんだか重い荷物でもおろしたような顔つきになっていた。
重い会話をしていても余計重くなるだけし、こういう時はパーッと遊んだ方が良いよね。
とりあえず彼女をゲーセンに連れていくと、今まで一度も行ったことがないのか、さっきまでの暗い雰囲気は消えていき、初心者ながらも楽しそうに四条さんは遊んでいた。
「わ!これなんですか!へえ、こうやってやるんだ、えい、えい!わ!ああ、負けちゃった。ね、根東くん、えっと、あれはなんですか?へえ、面白そう。うん、やってみたい!」
いろいろ遊んでみてわかったのだが、四条さんはシューティングゲームが好きみたいだった。特に敵がバンバン殺されるようなゲームが好きらしい。
FPSとか好きそうだな。ハマったら大変なことになりそうだが。
ボーリング場に連れていけば、楽しそうにはしゃいでいた。さっきまで暗い雰囲気をしていた女の子と同一人物とは思えない。やっぱりいろいろストレスが溜まっていたのかもしれないね。
「わあ!やった!根東くん、見てくれましたか!ストライクですよ!じゃあ次は根東くんの番ですね…あ、ガーター。だ、大丈夫ですよ、次があります!あ、あの、ドンマイです!」
おっかしいなあ、なぜ僕のボールはいつもあらぬ方向に行くのだろう?宗像さんの時もそうだったなあ。
「僕、ボーリングの才能、ないかもしれないね」
「…元気出してください」
あれ、否定しないってことは、彼女もまた僕にはボーリングの才能がないって思っているのだろうか?なんだか悲しいね。
そのあと、カラオケに行ったり、ラーメン屋に行ったり、てきとうに街中を遊んでいた。
「はあ、楽しかった!」
一緒に遊ぶ彼女はとても可愛らしく、当初感じたキツそうな印象はどこか消えていた。柔らかい雰囲気が出てきて、今の方が愛嬌があって良いかもしれない。
ぴろん♪
その時、スマホからメッセージが来る。
どくん、心臓が高鳴った。
僕はスマホを起動させ、内容を確認する。壬生さんからだった。
『ただいま、帰ったよ』
『おかえり。楽しかった?』
『うん。それで、誰から聞くのか、決まった?』
「根東くん、どうかしました?」
ハっ!そうだった、今は四条さんと一緒にいるんだった。危ない危ない。危うく寝取られの渦に彼女を巻き込むところだった。
今はまずい。だって彼女は普通の善良な女の子なんだもん。こんな寝取られ性癖をバラすわけにはいかない。
しかし、どうしよう?僕は一体、誰から話を聞くべきか?
「あ、ああ、ごめん。壬生さんからちょっと連絡があって」
「来沙羅ちゃん?」
あれ?なんか地雷踏んだ?今まで楽しそうだったのに、急に四条さんの表情が固くなる。
「…なんで?ずるいよ、来沙羅ちゃんばっかり」
なんだかぶつぶつと言っているのだが、呟き声が小さいのでよく聞き取れなかった。
「ねえ、根東くん」
「え?なに?」
「私に男遊び、教えてよ」
え?
「してくれないと私、パパ活して他の男の人と遊んじゃうよ?」
え、なにそれ?そんな脅迫の方法、ある?
っていうかちょっと待って、これは一体、どういう状況なんですか?ただ寝取られのメッセージを受け取っただけなのに、なんでこんなカオスな状況が生じてるの?
僕はとりあえず、壬生さん宛で『宗像さんからお願いします』とメッセージを送っておいた。別に百崎さんでも良いのだが、なんとなく順番的に宗像さんから聞いた方がエロい展開になりそうな気がしたのでそうした。
やっぱりメインデッシュは壬生さんが良いよね。そしてこの状況、どうしたらいいんだ?
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