・【解説】

 不思議な力を手に入れてしまった男性のお話です。その能力は、動きを乗り移らせる能力だそうです。


 お話の最後の場面で、この男性は割り箸を割いています。割り箸と例の女性の動きが連動していたとすると……。あまり想像したくないですね。


   ◆


 ということで、いかがでしたでしょうか。

 不意打ちにグロテスクな場面に想像したらトラウマ物でしょう。さらに一方的とはいえ知っていた人がそうなるのですから、なおさらです。

 グロテスクな画像や映像は、ネット上を漁るとそれほど難しくなく見つけることができます。興味本位で見るものではないですが、つい見てしまいます。不思議です。


 それはさておき、文字数稼ぎがてら意味怖創作のやり方の一つをここに書いてみたいと思います。


 今回のお話では「法則」という手法を( 勝手に名付けました )使っています。


「A→B」「」と、あらかじめ読者に法則を示した後で、物語の最後に「・・」を提示します。すると読者はこのあと「B・・」という展開がくるだろうと予測することができるわけです。私はこの「B・・」になるべく怖いと思うようなシーンを持ってくるように考えています。24話などはこの構成を用いて作りました。


 この話の作り方は、「法則」と「それによってもたらされる怖い展開」の二つを考えればいいので、比較的簡単に作ることができます。アレンジもしやすいです。


 ということで、余談でした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る