傭兵さん~異世界へ征く!~

@mori-sho

第1話 傭兵死す

ダダダダダッッッッ!!!


「おい!!弾薬はあるか!」


男が後ろにいる男に声を上げる


「マズイ……もうねぇぞ!!…どうする陽介!」

弾薬もない…この状況下、最善策は何だ………


    タァン!!!


「ぐぅッッッ」「陽介!!!!」

クソっ肩に貰ったか!

………仕方ない……この手しかない……か……

「ルイ」「何だ!」




「俺が囮になる、お前は逃げろ」




「……ふざけたこと言ってじゃねえ!!! ましてや怪我してるお前を置いていけるワケねぇだろうが!!それに…「ルイ!!!! この状況誰かが囮にならねぇと、このまま二人共死ぬ!!、割り切れ!!!」で…でも…「逃げたあとはルーカスらと奴らのアジトへ行け、ここは俺が食い止める」……クソっお前を死なせない方法は…………「もう時間がない」

……分かった…だが!!…絶対死ぬじゃねえぞ!死んだら承知しねえぞ!!」


ルイ………


「あぁ、俺は絶対に死なねえ。最後に笑うのは俺たちだ!」


ドーーーーン


最後の手榴弾が爆発する 「行け!ルイ!!」


「ウオォォォオッッッッッ!!!!………」


行ったか…すまんルイ、初めてお前に嘘ついちまったな、俺は体に強化ダイナマイトを巻きつける。

「最後は派手に行くか!」マシンガンを乱射しながら奴らの真ん前まで突き進む!! 


タァン!タァン!タァン!


「グッ!ガッ!…ヴ…ウオオオォォォ!!!!」


体中に鉛玉を喰らいながらもその足は止まらない!「あとは頼んだぞ…」…………………………


  ドガァァァァァァァァァァァァン!!!!


焼け付くような熱風を撒き散らしながら、男がいた位置とその周りがクレーターのように凹みが出来ていた









「クソっ!陽介ー!陽介ーーー!!!」「あいつはどこに……」

その時、ルイの足元に一つの焼け焦げたネックレスが落ちていた。

「あ……あぁ………

これは……陽介の………」

それは、陽介が傭兵になったころにプレゼントしたRの刻印が彫られたネックレスであった。それが意味するのは……


「アアアァァァァァァァーーー!!」


一人の傭兵が死んだ


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