第3話 10

プールで眠たかったせいかいつの間にか車の中で寝落ちしていた。

「着きましたよ、病院。」

車で2人っきりは初めて。男同士だけどね。

「ありがとうございます!!」

「え、俺ついて行かなくて良さそうですかね?」

この男優しい。

「んー、まぁ、はいっ!」

「じゃあここで待ってますね。」



病院の待ち時間というのは本当に退屈だ。僕はその待ち時間の過ごし方はインスタやTwitterで新しくいいねしてくれているかなどのチェックなどをエゴサしている。たまにエッチな画像とかも見ながら。



「えー…非常に言いにくいのですが。貴方の心臓の管が3本詰まっている状態ですね。このままいくと死に至ることも考えられます。」






まじかよ。

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