第2話 男
あの日とは僕が僕でいられる最後の日のこと。
これはもう1週間くらい前の話だろうか。
SNSからの気分転換のために夏だったからプールでも行こうと思ってプールに行ってきた。
だがその時思った。
泳ぐと
肺が苦しい。
呼吸が整いにくくなってるような、??
その瞬間!ズルッと足を滑らせて流れるプールに僕はそうめんかのように流されてしまった…。
「あの大丈夫ですか?」突如声をかけられた。男だ。僕と同じくらいの若そうな男は僕を少しやばい人だと思ったのかちょっと距離を置きつつ手を差し伸べる。なんて紳士なの。
「あ、ありがとう、ございます。イテッ!」
流されてる時に体を打ち付けたのか皮膚が青くなってまるでヤクザに絡まれてボコられたようだった。
腰が痛くたつのがえらい…。
すると
フワっと体が持ち上がる。何?!えっ??これって…お姫様抱っこじゃん?!しかも僕男!!なのに男に抱かれてる。え、萌える♡
「そうとう体痛そうですね、。冷やした方が良さそうですね、とりあえず着替えてください。」
そういい僕をプールの更衣室まで運びベンチに降ろした。僕は言われた通りにして着替えた。そしたら男も着替えを終え僕を待っててくれた。
「どうです??もし良ければ送ってきますよ??というか1度病院行った方がいいかもしれませんね。病院まで乗せていきましょうか?」
流石にこの体で運転はキツい。ちょっと施設の人に事情を話してこの男の車に乗った方が良さそうだな。
「あぁ、じゃあお願いします。」
僕は男の車に乗り込んだ。
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