だが大人には酒がいる。
このフレーズがとても好きです。

『星の王子様』だったかな。酔いどれの大人と王子様の会話を思い出しました。

「貴方はなぜいつも酒を飲んでいるの？」
「恥ずかしいのを誤魔化す為さ」
「なぜ恥ずかしいの？　何がいったい、そんな」
「酒を飲んでいるのが恥ずかしいのさ」

子どもの時は単なるジョークだと思っていました。
下らない大人だと。今はもう笑えません。
どちらかと言えば下戸の我が身なれど、その気持ちは判るものです。
彼は子どもで私は大人。
寂しいけれど、それで良いと思える自分も悪くはないのでしょうね。
心に沁みる素敵なお話をありがとうございました。

不思議な世界に連れて行ってくれる。ある意味、学者の女性のように街を見て回る感じがする作品に感じました。

やかん頭って単語だけでじゅうぶん酔える逸品でした。

少年に酒は要らない。そんなものなくても酔えるから。


この短い言葉だけで、少年の憧れた街の様子が浮かんできますね。
華やかで煌びやかで、どこか後ろめたくて。