第二十三話「新人冒険者」


みなさん!こんにちは!

私はこの度Eランク冒険者となったリーシャと申します。

絶賛脳内独り言中です!自分で言ってて悲しくなります。


新人冒険者・リーシャ

赤い髪を後ろで結い、革の胸当てをつけて腰には短剣と魔道具を携えた女の子。冒険者ランクはE


夢だった冒険者となり、ギルドに所属するため今はスルド統一国家のとある港町に来ています。目的は超の付く有名ギルド《百花繚龍》に所属するためです。


ギルドの所属条件はいろいろあります。

今回の《百花繚龍》に関してはEランク以上であること、男性に関しては試験ありという女性冒険者に優しい条件なんです!他にも例を出すとすると、《百花繚龍》と同じ五大ギルドの《英雄の盾》は冒険者ランクC以上の男性という厳しさです。


そして、とうとう着きました!

冒険者ギルド《百花繚龍》のギルドホームです!


「大きいなぁ」


そして、私は気合を入れてギルドに入ります

中は活気に溢れていて、依頼者や女性冒険者で溢れています。


私は加入受付に向かい加入書類を書いて受付にいる女性冒険者に渡しました。


「おっお願いします!」

「書けたんだね、ちょっと待ってな」


受付の女性冒険者は書類をサラサラと読み理解すると


「よし、書類はOKだ!これからよろしくなリーシャ!ようこそ冒険者ギルド《百花繚龍》へ!」


やった!私は《百花繚龍》一員になれたんだ!


「そして、これはギルド証だから大切にしろよ。あと、私はリーシャの教育係になるスハラだ。よろしくな」

「はい!よろしくお願いします!」

「よし元気でよろしい!そして、早速リーシャには私たちに同行してもらう」


ん?


「な…何をしにいくんですか?」

「クラーケン退治だ」


え?えぇぇぇえええええええ!!!!!!!


その後、半強制的にスハラさんに連れて行かれ、ゼウスさんの人間離れした戦いを見て驚き、そのまま始めて高級食材クラーケンを食べて帰ってくるという濃密な1日を過ごした。



          *



《百花繚龍》ギルドホーム


食堂


「はぁ〜」

私ことリーシャはギルド加入翌日、前日の疲れを残したままギルドホームへ向かい食堂で朝ごはんを済ましていた。


「どうしたんだい、大きなため息を吐いちゃって」


この人は私のギルドでの教育係のスハラさん。すごい綺麗な人なんだけどちょっと、いや結構意地悪な人。


「昨日の精神的疲れが残ってて未だに驚き疲れてるんです」

「ははは!リーシャのあの驚いた顔は見てて飽きなかったね!」


そう言いながらスハラさんは私の前に座った


「スハラさんってよく意地悪って言われません?」

「いんや、言われないね。腹黒とはよく言われるけど」

「ほぼ同じですよ!」


スハラさんは笑いながらエールを一口飲んだ


「そういや、リーシャに言ってなかったけど、リーシャはこのギルドの幹部っていうか有名な冒険者は覚えてる?」

「全然です、ギルドマスターとそのパーティメンバー。あと、昨日のゼウスさんですかね」

「そうか、じゃあ改めて紹介しよう」


スハラさんは座り直してわざとらしくゴホンと言った。


「まずはご存知私達のギルドマスター、Sランク冒険者アイン。世界最速でSランクへ昇格。五大ギルドの加入も最速。強さも桁違いの凄い人。そして、ギルドメンバーに超優しい」


「マスターはやっぱりすごいですね」

「そうだね、全てが桁外れだね。噂じゃ組合の調査水晶の戦闘力結果が測定不能だったらしいよ」

「えっそうなんですか!?」


冒険者は冒険者組合に登録する際、犯罪歴がないか調査される。その時に使うのが調査水晶と呼ばれる魔道具であり、犯罪歴の有無がわかる他に戦闘力の指標などもわかる。


戦闘力の測定結果は色で示される。

大雑把にSクラスが赤、Aクラスが青、B〜Cが黄、D〜Eが緑、F以下が黒

と言った感じであり測定不能など、水晶の故障を最初に想像するが魔道具の水晶は中々壊れにくい。


正常に動作している場合考えられるのは一つ強さが最低でもSを超えているということになる。


「そして、次はマスターの右腕。Sランクのツバメさんだな。剣術は冒険者一とも言われている。ギルド《百花繚龍》がギルドになる前、冒険者パーティだった頃の最初の三人の一人だ」


スハラさんはエールを口に含み再び話し出す


「次は、ちょうどあそこで犬と戯れてる鳥の獣人がSランクのハリシャさんだな。弓使いで、矢に様々な属性や魔術を付与できるし弓の命中率はなんと100%だとさ。威力もえげつないぞー。本気の一発は矢を無駄にする代わりに数十本の木に風穴を開けるぞ。ちなみにこの人も冒険者パーティだった頃の最初の三人の一人だ」


「次は、あそこで笑いながら酒を飲んでるのがご存知ゼウスさんだよ、Sランク冒険者で雷魔術と格闘術を得意としてる。対人も対魔物もいける凄い人。酔うとめんどくさい」


「昨日のゼウスさん凄かったですよね!」

「あぁそうだな、でも私の知ってる範囲だともっと強いぞゼウスさんは」

「えぇ〜」

ちょっとそれは言い過ぎだと思いつつあり得そうで少し引いているリーシャだった。


「じゃあ続けるけど、ゼウスさんの後ろにいる二人はゼウスさんのパーティメンバーでどちらもAランク。左の女性がミカエルさん、そして右のでかい男がアズラエルさん。二人は姉弟らしい、どっちもめちゃくちゃ強いぞ」


このミカエルにアズラエルは当然ジンの部下でありゼウスに使える《七つの美徳》の二人


《七つの美徳》

「慈愛」ミカエル 

短い白髪と常に笑みを浮かべている顔、白い法衣を纏う女性。背中には白い翼が二対生えているが冒険者の時は隠している


「忍耐」アズラエル 

大きな筋肉を持つ巨体と頭は坊主にしている闘う僧侶、武僧をしている。通常は背中に白い翼が生やしているが。冒険者をしている時は隠している。


「あの〜スハラさん。二人はどっちの方が強いとかあります?」

「ミカエルさん」


「即答ですか?あんなに体格差があるんですよ?」

「姉はどんな時も強いんだよ」

「そ…そうですか」


「そして、最後はあそこのバーでマスターしてる黒猫のスーツを着た獣人がAランクのヴィジーさん」


この獣人もジンの配下で「獣神」レイラに使える《十傑》の一人だ。


《十傑》

「死爪」ヴィジー 

黒猫の獣人で、猫の顔にシャツとベストを着てスラックスと革靴を履いた紳士的な見た目をしている。黒い手袋をつけ、ネクタイも締めており肉球の形をしたネクタイピンをつけている。


「凄い紳士的な人で超イケメン、ギルド内で狙っている子多いんじゃない?ちなみに補足するけどここまで紹介したAランク冒険者は全員水晶の測定はSランクを示してるの、Aランクでも実力はSランクってわけ」 

「ヘぇ〜」


「なんの話をしてるんですか?」

そんな中話の中に入ってくる者がいた。


「あ!ヴィジーさん♪」

「スハラさんは少し飲み過ぎているようでますね、お水ですので飲んでください」

サッと水の入ったコップを置き、話に入ってきたのは先ほど話していたヴィジーさんだった。


「今新人にヴィジーさんの話をしていたんですよ!」

「私の?君は確か…リーシャさんだったかな?」

「はい!リーシャです!よろしくお願いしますヴィジーさん!」

「そんなに硬くならなくていいんですよ」

「はっはい!」


ヴィジーさんが優しく微笑む。

「そういえばスハラさん、リーシャさんに討伐依頼は受けさせましたか?」

「あっ忘れてた!リーシャこれから私と依頼を受けにいくぞ!」

「え!今からですか?」


「すみませんねスハラさんの段取りが悪くて。このギルドでは教育係が新人冒険者に討伐系の依頼を受けさせることになってるんです。うちのギルドは冒険者になりたての子も多いので色々教えるためにね」


「そうだじょ〜今から行くんだよ!」

気づけばスハラの前には飲み終えたエールのグラスがたくさん置かれていた。


(いつ飲んでたんだろう?)


「ですが、スハラさんは酔っ払ってるようなので私が代わりに一緒に行きましょう」

「いいんですかヴィジーさん?」

「今日の仕事も一段落済んだところなので大丈夫ですよ」


すると、スハラがドンと机を叩き立ち上がる


「いやいや!この程度でヴィジーさんの手は借りりぇない!」

「そういえばスハラさん。ギルド出た所の酒屋さんに新しいお酒が入荷してましたよ」

「本当!おさけがわたしをよんでりゅ〜!」


と言いながらスハラは走ってギルドを出て行った。


「では準備をしますので、少々お待ちください」

「はっはい…さすが、扱いになれてる」


そして、ヴィジーはバーカウンターまで戻り一つのレバーを引く。

すると、カウンターの前にある酒瓶が並ぶ棚が真ん中から開いて中からジャケットや革靴、ネクタイがズラリと綺麗に並んで現れる。


その中から、革靴を一つ選び履き直す。

そして、沢山ある中から選んだ黒のジャケットを着て。杖を選んで取り出す。


そして依頼書の貼られた場所でニ枚の依頼書を取り、リーシャの元に戻ってくる。


「お待たせいたしました。私の方で丁度良い討伐依頼を選んだので行きましょうか」

「はい!頑張ります!」

「はい、頑張りましょう」

こうして、リーシャとヴィジーの討伐依頼が始まったのだった。



         *



港街を出て十分程の場所にある森の入口


「今回の依頼はホーンラビット三匹討伐とゴブリン一匹の討伐ですね。どちらもEランク下位と上位の討伐依頼ですがリーシャさんなら大丈夫ですよ。いざとなったら私がいますから」

「頑張ります!」


そして、二人は森の中に入っていった。


「たしか、リーシャさんの武器は先祖伝来の独自魔術だとか?」

道中ヴィジーさんが話しかけてくれる。


「はい、お母さんから教わりました」

「絵を描き具現化させて闘う、面白いですね。どんなものでも作れるんですか?」


「はい、想像力があれば作れるそうです。お母さんはそう言ってました。先祖の中では龍を作り出した人もいたとか。私はまだまだですけどね」

「そうですか…ですが経験と鍛錬を積めばリーシャさんも出来ますよ」

「そうですかね」


「努力で最強になった人を私は知ってますから」

「それはギルドマスターのことですか?」

「それは内緒です」

ヴィジーさんは口に指を当ててお茶目な顔をする。


「おっと、あそこにホーンラビットが一匹いますね。では、リーシャさん頑張ってください」

「はい!」


ヴィジーさんは一歩下がって私の戦いを見ている。


私は、すぐさま腰に下げた魔道具の一つである筆を取り出す。


その動きに警戒したのかホーンラビットが唸り声を上げている。


リーシャは筆に魔力を込めていると、ホーンラビットが突進してきた。


「! 描くドロウ魔法マジック・盾!」

リーシャは空間に大きな盾の絵を描くとその絵が具現化し、立体的な形になる。それは立派な大盾だった。


ホーンラビットはその盾に弾かれて「キャン!」と鳴いている。そして、逃げようとする。


「逃がさない!描くドロウ魔法マジックウルフ!」


再びリーシャは空間に絵を描く。狼の絵を空間にスラスラと描くと、絵が大きくなり狼が現れた。


狼はリーシャが何をしたいのか理解しているように、ホーンラビットに向けて走り出し首を一噛み。ホーンラビットは息絶えた。


「よかったですよ、リーシャさん。咄嗟の防御も出来ていましたし、逃がさずに倒せたのは初心者なら上々ですが、次からはあまりホーンラビットを傷つけずに倒してみましょう。ホーンラビットの肉も毛皮も換金できます。状態が良ければ値も高くなりますしね」

「はい!」

「では、この調子で終わらせていきましょうか」

「頑張ります!」


その後も私は順調にホーンラビットを討伐していった。


「次はゴブリンの討伐ですね」

「任せてください!描くドロウ魔法マジック探知犬サーチドッグ


再びリーシャが空間に絵を描く。そこには一匹の大型犬が現れる。

そして、リーシャは持っていた鞄からゴブリンの牙を取り出し犬に匂いを嗅がせる。


「この匂いの魔物を探して」

「ワン!」


そして、犬が匂いをたどりながら歩き始める。


「本当に便利な魔法ですね」

「ありがとうございます」


ヴィジーに褒められリーシャは上機嫌で森を進む。


鬱蒼とした森を進んでいると、リーシャが魔法で出した犬が立ち止まり座った。


「近くにいるの?」

リーシャが静かに犬に聞くとコクコクと犬は頷いた。

「ありがとう」

そして、犬は魔素となって消えた。


リーシャはその場で草陰に隠れながらあたりを見渡すと、近くに木がない開けた場所を見つける。そこには、体長3m以上はある大きな熊の魔物がいた、魔物の足元にはゴブリンの死体が複数体転がっている。そしてそこには禍々しい魔石もあった。


「あれは、レッドベアーですね」

いつのまにか、真後ろにいたヴィジーさんが説明してくれた。


「あの大きさだとCランクの依頼になりますね。今のリーシャさんだと手に余ると思ういますけど、どうしますか?」

「挑戦させてください」

「よし、やってみましょう魔素量には注意してください。危なかったら私が止めますから」

「はい!」


リーシャは草陰から飛び出し、素早く空間に絵を描く。レッドベアーはリーシャに気付く


描くドロウ魔法マジック動くムービングアーマー!そして、狼たちウルフズ


リーシャは大剣を背負った動く鎧と先程召喚した狼を五匹召喚する。


「行けウルフズ!」


具現化した狼はレッドベアーを囲むように駆けて、レッドベアーを翻弄するように攻撃する。レッドベアーは苛立ったように叫ぶ。


「ガゥオオオオオオオ!!」


そして、レッドベアーは怯んだウルフ達を攻撃していく一匹一匹とやられていく。

「まずい!攻撃してムービングアーマー!」


動くムービングアーマーは走り出しレッドベアーに斬りつける。


「ウガァアアア!!!」


レッドベアーは動くムービングアーマーの大剣を爪で受け止める


バキン!


動くムービングアーマーの大剣が折れる。


「そんな!」


そして、レッドベアーは動くムービングアーマーを爪で真っ二つに切り裂く。


レッドベアーはその後もウルフ達を倒していった。


「あぁ…」


のしのしとレッドベアーはリーシャに近づき

腕を振り上げる、リーシャに向けて振り下ろ…


ガンッ!!


「やはり難しかったようですね」

「ヴィジーさん!」

リーシャの目の前にはレッドベアーの爪を杖の隠し剣で受け止めたヴィジーがいる。


「では、ここは私に任せてください」


ヴィジーはレッドベアーの爪を弾く


レッドベアーは次々とヴィジーに向けて爪で攻撃を続ける。


そして、突進をしてくるがヴィジーは軽々と避ける。


「申し訳ない、君の相手をこれ以上続けると私の後輩が危ないのでね。終わらせてもらおう」


再びレッドベアーが突進をする。そしてヴィジーはレッドベアーの横を走り去るように避ける。


そして、隠し剣を鞘である杖にしまい出す。


「これで終わりです。朧爪」

カチンと剣が鞘である杖に収め終わった途端、レッドベアーの体に三つの刀傷が血を噴き出しながら現れレッドベアーはドスンと倒れる。


「すごい…すごいです!ゼウスさんと同じぐらいすごいです!」

「いえいえ、私はゼウス様の足元にも及びませんよ。では夜も更けてきましたし、帰りましょうかホーンラビットの依頼は達成したので」

「はい!」


そして、ヴィジーさんは戦っていた場所にあった禍々しい魔石を見る。


「この魔石は何か危ない予感がするので壊していきましょう」

ヴィジーさんは隠し剣で魔石を一瞬のうちに細切れにする。


「では帰りましょうか、ギルドに」

「はい…」


(やっぱりすごいなぁ)


こうして、ヴィジーとリーシャの魔物討伐は終わりを迎えた。



           *



ヴィジーとリーシャが討伐を終わらせ帰った後。


レッドベアーとの戦いがあった場所に二人の男の影があった。


「龍魔石壊されちゃったすね」

「しょうがないだろう、あれは百花繚龍所属Aランクのヴィジーだ」


現れたのは黒装束を着た二人の男。壊された魔石を見て話をしている。


「二人でなら倒せたんじゃないんすか?」

「無理だろう、あいつはうちのギルドの幹部に匹敵するんだぞ」


「えぇ!ほんとっすか!?」

「龍魔石ならまだある、無謀な戦いを挑むより今龍魔石を設置する方がいい。ほらやるぞ」

「りょーかい。そういえば今回の作戦って成功すると思います?」


一人の男が疑問を述べる。もう一人は作業しながら答える


「成功するだろう、こちらも戦力は十分準備できている。裏ギルドからも戦力が来るんだ。それにマスターがいるからな」

「そうすっね」


黒装束の二人はその後も気配を消しながら黙々と作業を続けた。



         *



ギルド百花繚龍・ギルドホーム


「帰りました」

「おかえりなさいヴィジーさん」


ヴィジーがギルドホームに帰ってきた。


「あ!!!」

すると、スハラが大声をあげてヴィジーの元へ走ってくる。


「ヴィジーさん!リーシャ知らない?気がついたら周りにはお酒だらけだったんだけど」


ヴィジーはため息をつく


「呆れた…あなたが酔っ払ったので私が貴方の代わりにリーシャさんと討伐依頼に行ってきましたよ。そして、リーシャさんなら自分のアパートに帰りましたよ」

「え!そうなの?ありがとうヴィジーさん!

じゃあ私リーシャ追いかけてきますね!」


スハラは慌ててギルドを出て行った


「本当にスハラさんは慌ただしいですね、後輩ができて嬉しいのでしょうか」


ヴィジーは出て行ったスハラに微笑んで、ギルドのバーに戻るのだった。



          *



リーシャのアパートへの帰り道にて


「やっぱりすごいなぁ」


リーシャはここ数日の濃厚な日々を思い出していた。


「たった2日いたけど驚くことばかり」


すると、背後からタタタッと誰かが走ってくる音が聞こえる。


「リーシャ!」

後ろからスハラが飛びついてきた。


「スハラさん!」

「ギルドはどう?」


「楽しいですよ、みんないい人だし丁寧に教えてくれるから」

「ならよかった!」

スハラはリーシャに向けてニカッて笑った。

リーシャも釣られてニコッと笑う


「よし、今日はリーシャの家で飲むぞ!」

スハラの片手には酒瓶が握られていた。


「朝も飲んでいましたし、程々にしてくださいよ!」

「リーシャの歓迎会だ!」

「しょうがないですね」


二人はアパートへの道のりを笑いながら歩いて行った。

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