(4)
『て……てめえッッッ‼』
「課長……大丈夫だったんですか?」
『ああ、あの後、ウチの会社の連中が来て、警察やレスキュー隊に見付かる前に回収してくれたよ。よりにもよって、お前が小学生に渡した……』
「あの……一応、俺、公務中なんで……」
『それがどうした?』
「暗号化されてない一般回線で話すとマズいお小言は、後で、面と向かってお願いします」
『お前……変ったな』
「『社内教育』が、レスキュー隊の魔法で『洗脳』と判断されたら、ややこしい事になりますよ」
『……』
「あと、今は昼飯を喰いに外に出てんで問題ないですけど、執務場所は録画・録音されてますんで」
『はぁ?』
「公務中に俺が、会社にとって録音されたらマズい事を口走ってもいいんですか?」
『俺を脅す気か……?』
「さあ?」
『そのクソな公務が終ったら……てめえの席は
「ええ……そうですね。昇進させてもらえそうなネタを仕入れる事が出来るかも知れないんで」
『へっ?』
今日の午前中に気付いた「ある事」。
その詳細な説明を受けるのは明日からの予定だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます