成長のために

 炎が立ち上る王国。その城の中でウィークは女王の心臓を貫いた。

 最後までウィークを見るその瞳は、絶望でも復讐心でもなく、希望の光があった。

 槍を抜いて女性は床へと倒れる。生々しい殺しの感覚。もう慣れた物だとばかり思っていたのに、相手の瞳をまじまじと見てしまい、嫌な感覚が全身を駆け巡る。


「さすが最強の傭兵だな。いや、最強の槍か。まぁ、どっちでもいいや」


 後ろから現れたのは全身に血を浴びた男。ジャクボウ十二英傑の一人。


「ウィザーか。俺の仕事はこれで終わりだ」

「なら、こっちは好きかってやるぜ」


 ウィザーは腰からナイフを取り出し、女王の後ろ髪を掴んで首を上げると、鋭利なナイフの刃を無慈悲に首へと当てて、まるで生肉を切るように前後へと揺らし始めた。体内に残る血液が床へ飛散し、絨毯は真っ赤に染まる。鈍い折れる音が響くと、ウィザーは満面の笑みで首を持ってウィークへと見せた。


「国のトップが生首に。しかもこんなに美人だ。きっと信頼も厚かったことだろう。特にこの国は穏健な国だ。そんな国のトップが生首で晒されれば、残った人間はどうなる」

「悪趣味だ」

「人殺して稼いでるやつに言われたかないね。ほら、お前もこっちへこい」


 外へと出て女王の持っていた剣に生首を刺すと、ウィザーは天高く掲げる。魔法で声を拡散した。


「てめぇらの女王は死んだ! こいつが殺したんだ! さぁ、全員こっちを見やがれ!!」


 女王は悲惨な姿で民や忠誠を誓った兵士たちにさらされた。

 

 しばらくウィークはジャクボウ王国の傭兵として活動していた。全ての任務を確実にこなし、殺戮も破壊も、一人で小隊をいくつも倒しその戦果はジャクボウ王国に轟くほど。町を歩けばジャクボウ王国の民から賞賛される。豊かになったのは全部ウィークのおかげだと。ウィークがいれば怖いものは何もない。

 独裁的な王国であったが、あまりの戦果とそれにより得られた富や食料が末端の民にさえも届くほどだったのだ。

 しかし、あまりにも強すぎるウィークを良しとしなかったジャクボウ王国の王であるミッドガンは、ウィークの暗殺命令を全兵士へと通達した。その結果、雇い主に呼ばれたウィークはその場で兵士や騎士の総攻撃にあい、ギリギリのところで王国から逃げて追跡を振り切り、この森へとやってきた。


「……夢か」


 まるで走馬灯のような夢。ウィークの額は汗がじわりと浮いていた。


「起きたのね」

「ここは」

「さっきの森。私たちが、いや、スバラシア王国が何かあった時のために用意された地下洞窟よ」


 松明がいくつも並び開けた土地に簡単な居住スペースが作られてある。多くの人間は入れないが国の重要人物が逃げて身を潜ませにるはちょうどいい場所だ。


「本当は民や兵士たちの居住区も作る予定だっただけどね。間に合わなかったわ」

「常に物事は唐突だ」

「あなたが裏切られたように?」

「……あぁ」

「私も王国が唐突に襲われた。それまでまったく異変はなかったのに」

「何かを起こそうとするやつらは、その行為に発生するリスクをゼロに近づけるためで動く。平和すぎることを疑うべきだった」

「言いたいことはなんとなくわかる。でも、平和を信用できなかったらそれって悲しくないかしら」

「信用できる平和を手に入れるために人は成長し続ける。それは民も兵士も王も。不安だから支配し敵を減らす。不安だから民を支配し反逆を防ぐ。おそらく、全世界を支配できたなら、ある意味本当の平和なのかもしれない」


 支配することが平和というウィークの意見を肯定するのをためらうミーアだったが、事実自身の弱さゆえに王国は滅んだ。仮に、ウィークが敵だったならば、あの川辺で出会った瞬間に殺されていた。認めたくないと思いつつも、理にかなっていることを認めざるを得なかった。


「どこまで成長すればいいの……」


 ミーアはナーバスな気分に襲われた。霧の中で漠然と前へ進むような気分。


「君の理想は何だ」

「私の理想……。そうね、殺し合いなんかせずとも生きていける世界。民に大きな格差を生まず、力ある者弱き者が共に手を取り合い助け合うことができればいいなって」

「幻想だな」

「理想よっ」

「俺は殺すことでしか生きられない。それが人生の真理だと思い込むことにした」

「でも、それだけじゃない気がする。優しい側面だってあるはずでしょ」

「殺す人間に優しさがあるものか」

「だって、あなたは常に相手の急所を狙う。私を最初に襲ったときも、手合わせをした時も。苦しまないようにしてるんでしょ。それに見ず知らずの私相手に手合わせする必要なんてなかったじゃない。きっと、閉じ込めた本心の中に、優しいあなたがいると私は思うわ」


 ウィークは師匠といた時のことを思い出した。

 二年前に漆黒の槍を持ち出し、師匠マグナの下を離れようとした。滝が流れる音を聴きながら休んでいると、いつの間にかマグナが追い付いていた。槍を奪うわけでもなく、一定の距離から近づかず言った。


「お前はその槍を本当に使いこなせると思っているのか?」

「師匠がそうできるようにしてくれた」

「俺が教えたのは混沌を穿つ方法だ。殺戮ではない」

「殺す覚悟はできた」

「まともに血を浴びたことのない小僧が。復讐するのは構わんが、その先に何が待っているか、お前はわかるのか?」

「未来が見えなきゃ動けないなんてことはない。見えない未来に向かうことも必要だ。そのために、今俺に足りない力をこの槍で補う」

「滑稽だな。お前は霧の中で敵兵に囲まれた未熟な王子だ」

「……」

「その槍はお前の体と心をむしばむ。人一倍優しいお前が制御できるとは到底思えない。先に行っておく。これから進む先は地獄だ」

「復讐をせずに生きる方が地獄だ」

「ならそれでもいい。だが、もう一度自分を取り戻したいと思うなら、かつての自分を見つけろ」


 呼吸を整えるとウィークは再び走った。マグナは見据えていた。ウィークに殺しなどできないと。しかし、その予想とは裏腹にウィークは数多の場所で名を轟かせる傭兵となり今に至る。

 だが、ウィークの中には常に何か消化しきれていないものがうずまく。そのことを考えようとすると槍がにぶる。だから、何も考えない。何も考えずに依頼をこなす。初めて人を殺した日からそうやって生きてきた。


「一度人を殺した。もう後戻りはできない。俺はこの生き方を貫くことで、自分が間違っていないと証明する」

「それは意固地ってやつでしょ。自分の間違いを認めたくないから、認めるのが怖いから、そうやって一面的に見ることであらゆる可能性をなかったことにする。とても不器用な生き方よ」

「ならば君は器用な生き方ができるのか? 崩壊した王国を立て直す。そのためにはジャクボウ王国に向かい民や兵士を助けなければならない。たった四人でだ。見たところあの三人はかなりの手練れだが君はどうだ。君がいないほうがむしろ戦いやすいんじゃないかな?」


 ミーアへの侮辱を許せないレイは槍を構え即座にウィークの顔へと向けた。


「姫様が助けてあげてほしいというから貴様を生かした。だというのになんだその態度」

「事実だろう。少なくとも今の力じゃ奴らには敵わない。君らのほうが不器用だろ。目の前の現実を直視せず、理想を掲げそこへ直進する。それが気高きものだと信じるあまり、その先にある地獄が見えていない」

「あなたはどうすればいいと思う?」

「俺に聞くことか」

「あなたの意見を聞かせてほしい。私たちはこの三か月、人との交流を避けてきた。森の中で罠を張り食材を集め過ごしてきたの。だから、今は外の刺激が何かのきっかけになる」


 ミーアはレイへ槍を下げるように伝える。しぶしぶ槍を下げるとレイはミーアの後ろでいつでも攻撃態勢になれるよう待機する。


「君自身の力をこの短期間であげることは難しい。だが、黄金の槍の力を今以上に使うことは可能だろう」

「確か、その槍と対をなすのよね。あなたの槍はどうやって力を解放したの?」

「俺の槍は殺しへの覚悟」

「私にもそうしろと……」

「黄金の槍は創造であり守護でもある。危機的状況下においても、人々を守る勇気を持たなければいけない」

「そのためにはどうすればいいの」

「試練を乗り越えることだ」


 漆黒の槍を扱うことができるようになったきっかけは、初めての殺しから少しした後のことだった。報復にあい絶体絶命の中、生きるためなら全員を殺してやるという強い気持ちが漆黒の槍の力を扱うまでに至らせた。

 黄金の槍が対をなすものなら、黄金の槍の力を使うための方法は、槍に認められる人間にならなければいけないということ。対をなす槍の所有者として無意識に理解していた。


「でも、どんな試練を超えれば……」

「この森を出て南西に行った場所に町がある。そこはジャクボウ王国の領土ギリギリのとこに兵士の駐屯地がある。領土からは出ているが近くにある町を守ることを理由にやりたい放題やっている。まずはそこを解放したらどうだ」

「なんでそんなことを知っているの?」

「傭兵として依頼をこなしていると何かと情報が集まる」


 その提案に納得していたミーアだったが、レイが割って入る。


「姫様に一人でその町を解放しろと言うのか」

「あぁ。それとも、三か月もあったのに町一つ救えない程度しか力は上がってないのか? 黄金の槍をもっているのに」

「それは……。姫様に何かあったらどうするんだ。例え兵士の一人二人簡単に倒せたとしても、駐屯地が近いのなら増援が来る。今回やろうとしていることは、町を解放すると同時に駐屯地の兵士を完全に倒しきるということだぞ」

「それが試練だ。君らは三騎士と呼ばれた王国の騎士だろ。強くなったきっかけはそれぞれ違えど、そのきっかけは並大抵のことじゃなかったはずだ。体はボロボロになり、精神をすり減らし、何も考えられない極限状態。それでも、槍を握ることをやめなかった。ランサーとはそういうものだろ」

「お前のような殺戮者がランサーを語るな」

「怒るのは勝手だがミーアの理想を叶えるためには成長が必要不可欠。三人とも俺の提案が間違いじゃないことくらいわかってるだろ」


 戦いの中でこそ戦士は強くなる。戦士として強くなるための絶対条件。それは思いでも清らかな心でもない。多勢に無勢という死と隣り合わせ状況下での異常なまでの集中状態と圧倒的な覚悟と勇気。三騎士は皆そのことを理解していた。

 三騎士の一人ボルトックは言った。


「姫様は強くなった。だが、現実的に町の解放、さらなる増援の可能性のある戦いで戦えるほど強くはない。一人で向かわせることはできない」

「なら、俺が行こう」

「なぜ君が行くんだ。我々がサポートするだけの話」

「過保護な三騎士じゃ役目は務まらない。三人揃ってこの子のことが好きなんだろ。だったら目の前でケガをしたらすぐに助けるはずだ。俺はこの子に対し何の情もない。軽く手助けはしてやるがあくまで俺の目的のため。町を解放するのはあくまでミーアだ」

「信用できるほど君のことを知らない。しかし、姫様には強くなってほしい。我々を信じさせてくれ」

「……俺を裏切ったやつがそこにいる。俺は奴を殺す。だが、そいつの周りには護衛がいる。俺なら造作もないがおおよそ町はさらに厳しく支配される。俺はそこまで町のやつらにする義理はない。俺は俺の目的を、ミーアはミーアの目的を。気になるなら町の外で待機すればいい」

「……わかった。――最後は姫様のお気持ちです。どうされたいですか」


 この三か月、ミーアは三騎士と共に修行を積み実力を上げてきた。戦力になる程度には力はつけたがそれでもまだ三騎士にもウィークにも遠く及ばない実力。しかし、このままずっと森に潜んでいるわけにはいかないことは理解していた。

 新たな刺激、新たな場所、新たな成長。そのために、この戦いを避けてはいけない。ミーアはまっすぐとボルトックを見た。


「私は戦うわ。町の人々のことを思えば少しでも早く解放されたいと思っているはず。それに、この戦いを乗り越えられなければ民たちを解放することもできない。あなたたちに置いていかれないよう、私はもっと成長したい」


 次の日の朝、三騎士たちはミーアと共に町へと向かった。

 町から離れた場所で騎士たちは待機することになる。


「我々はここで待機しています。もし、何かあればこの照明石を魔力を込めて空へ。本当に危険な時はこの天使の羽根を使って森まで移動してください。念のため二枚渡しておきます」

「一日じゃ終わらないかもしれないのにずっとここにいるの?」

「野営は慣れていますから。レイとウォースラーと交代で駐屯地を見張ります。異常があればこちらからも照明石を放ちます。その時はただちに町から離れてください」

「わかったわ。ちなみにウィークはどこへ? 朝から姿が見えないようだけど」

「先に潜入して情報を集めると。彼の目的は個人に対しての報復。どこにいるかを突き止めたいのでしょう」

「町へ向かうのは一人で、ということね」

「心配ありませんよ。姫様は顔を知られてませんし、外部のものからすればあそこは普通の町。むしろ、我々といるとすぐに警戒されます。堂々と一旅人として過ごしつつ、町の状況を見てきてください」

「わかったわ。――行ってくる!」


 ミーアは馬を走らせ町へと向かった。

 三騎士は不安と機体が入り混じった心境でその姿を見送る。


「ボルトック、本当にあれでよかったのか」

「レイにしては珍しく不安そうだな」

「我々がミーア様に甘いという指摘は否定できない」

「確かにな。だからこそかもしれない。我々ではない別の刺激が必要な時だったんだ」

「ねぇねぇ、僕らもそろそろ偵察行こうよ。さすがにいきなりもめごとはないだろうし」

「そうだな。レイ、ウォースラー。我々はこれよりジャクボウ王国の兵士が集まる駐屯地に向かう。常に一定の距離を保ち見つからないように」


 三騎士は駐屯地へと向かった。


 町へ到着したミーアは綺麗な町の看板を見て一安心した。


「よかった。荒れた場所かと思ったけどそうでもないのね」

「あら、旅のお方ですか?」


 町の正面にいた女性がミーアへと問いかけた。


「え、えぇ。少しの間ここで休ませてもらおうかと思って」

「であればあちらに厩舎がありますよ。馬はそちらへ。兵士や運搬業者以外は町で馬を扱うことは禁じられてますから」

「ご丁寧にどうも」


 厩舎へと馬を預け早速町を見てみると、なんら普通の町の光景が広がっていた。解放するからには町の人たちが支配され苦しい生活をしているとばかり思っていたミーアだったが、むしろ目の前にある光景は理想的な町の姿。町民同士で挨拶し買い物をし助け合う。


「これの何を解放すればいいの。何も困っていないじゃない……」


 その時、ミーアの腹の音が小さくなった。


「そうだった。朝から何も食べてない。とりあえず食事をとらなきゃ」

「そこの旅人さん。ぜひうちで食べていきなよ」

「いやいや、こっちの店の方が美味しいよ~」

「俺んとこの肉料理は最高だぜ!」

「え、えっと、どうすれば……」


 店の人たちに囲まれ動けなくなると。隙間から手が伸びてミーアを引っ張った。その人物は長い黒髪を一つ結びにしており前髪で片目を隠し、少し薄汚れたマントを羽織っている。軽快な口調で言った。


「俺の待ち人なんでね。失礼させてもらうよ」

「あら、それは残念。次はこっちの店にきてね~」

「その時はいいもの食べてさせてくれよ」


 店主たちは姿が見えなくなるまで二人に手を振っていた。


「ね、ねぇ! 助けてくれたのはありがたいけど、もう大丈夫だから」

「行く当てもないのに大丈夫とはな。ミーア」

「え、なんで私の名前を」

「そろそろ気づいてくれ。俺だ。ウィークだ」


 あまりにも雰囲気の違いに気づけなかったが、目つきが戻ると確かにそれはウィークの鋭いものだった。


「そっか。先に潜入してたんだよね。解放しろとか言ってたけど何をすればいいの。町は平和じゃない」

「強制的に作らされた平和だ。さっきのやつらを見てみろ」


 ミーアは建物の角からこっそり顔を覗かせて先ほどの店主たちを見た。すると、店主たちはため息を吐き捨てそれぞれの店へと入っていく。さっきまでの陽気で明るい姿は一切なかった。


「どうして……」

「明るく平和であることを強制されている。抑圧し支配したら外のやつらが気づいて解放するために立ち上がるだろ。町民が逃げ出して助けを請うかもしれない。だがな、平和そのもの助け合いの町を見せられたら誰も手出しはできない。そうやってこの町は誰も気にしなくなった」

「だったらなんでウィークはそのことを知ってるの」

「それはまた今度な。今は食事だ」


 そうして連れて行かれたのは町の少しはずれにある店。寂れて床を踏むたびに異音を発する。


「あら、さっきの男前じゃない。それにお嬢さんまで連れてさ」

「なんでもいい。この子に食事をやってくれ」

「あいよ」


 サバサバとし赤い短髪の女性は裏に入っていった。


「ねぇ、ここは何なの?」

「町の掟を破ったなれの果てさ」

「町の掟……」

「本心を隠すこと。常にだれが見ても平和に見えるようにすること。それと同時に外から来た人間に最大限の奉仕をすること。無償でな」

「誰がそんなことを決めてるの」

「ジャクボウ王国の情報官であり、俺に仕事を持ちかけた男、バイザッドだ」

「あなたを裏切った人よね」

「あいつがこの状況を作り出した。王であるミッドガンもバイザッドの提案を気に入っている。これから支配していく町もすべてこうするつもりだ。町に兵士がうろちょろしているのは警備じゃない。監視だ。どこでいつだれが見ているかわからないからな」

「でもここは?」

「すでに見限られた店だ。それにこんな寂れた店にくるやつもいない」

「掟を破ったらどうなるの?」

「税の徴収が激しくなり、食材の調達も町の中じゃできない。その上外に出るには掟を守り優秀でなければならない。ここはもうじきつぶれる。残った材料が底を尽きたらな」


 この町は仮初の平和で支配されていた。

 


 

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