第11話 私とキウイの木
実家の植物たち中でも思い出深いのは、キウイの木です。
……木、です。
キウイの木には雄と雌があるらしく、我が家の木は実がならなかったので雄だったと思われます。
……なんて、父が言うまで何の木かすら知らなかったのですけど。
17歳になり、住んでいた家の取り壊しが決まり、我が家は引っ越します。
やっと『健康で文化的な最低限度の生活』ができるわけですが、その話は……遠くへ飛んでいけ~!
で、引っ越しの前に外階段の修理をしたことがあったのです。
それはそれは年季の入った建物でしたので、外階段がヤベー状態になったのです。
多分、中学生のころだったような……まあ、私の実家での記憶は時系列があいまいなのでスルーします。
そんなこんなで決まった、キウイの木伐採&植物たちとさようなら計画。BY:父親。
自転車の停めていた奥、外階段を支える柱に絡まる絡まる。ええ、階段にも絡まり絡まり、ジャングル状態でした。まさか、我が家の所有だったとは。近隣さんごめんなさい。
蔦の絡まるところを供給されなかったかわいそうなキウイの木は、こんな階段修復により、さようならとなりました。
教訓。キウイの木はすんごく大きくなる。
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