第7話 チューリップたちのお世話

今年はチューリップたちのお世話をしようと決意したのです。


実は、芽の出なかったチューリップたちもあって……。今年は球根を掘り起こそうかと思ったんです。


お花が咲いた後、茎を切りました。

「風通しのためにネットが必要」

と、ももちゃんが言うので買いました。



けれど……やめました。


ドラセナを枯らして怖くなったのです。



ドラセナは年明けから元気がなくて、ネットで調べてたまに日に当てるようにしていました。


新しい葉がポツリポツリと出て……あ、復活してくれる? なんてうれしかったものです。


そして、私は『もう枯らす人から卒業したのかもしれない!』なんて調子に乗ったのです……。


ごめんね、ドラセナ。

気づいたら、新しい葉たちが全滅していたのです。


丸坊主にしてみたけれど、幹を触ったらフカフカだったから、もうダメかもしれない……。うう、悲しい……。私はやっぱり、「植物を枯らす人」でした。



そんなこんなで、チューリップたちの球根を掘り起こすのはやめようと思ったのです。


掘り起こそうと思うとも、やめるとも、ももちゃんには言いました。

「ふ~ん」

くらいで流されました。



マジで泣きたいし、己を呪いたい!


ふわ~ん!

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