第5話

401:57

 お、いいねぇいいねぇ

 から揚げは好きだ!


402:名無しの異種族

 つーても、カエルだろ


403:57

 美味しければ正義!


404:アマチュアサバイバー

 おー、ちゃんと下味つけて、なんならニンニクも使って作れば普通に美味いぞ

 水かきついてるけどwww


405:ツイ廃

 あ、瓶届きました!


406:名無しの薬草詰み

 あー、カエルのから揚げ作ってるー

 いいなーいいなー


407:名無しの異種族

 お、瓶届いたか


408:ツイ廃

 とりあえず、作ったばかりの実家に戻って聖水とポーションと、から揚げ作ろうと思います


409:名無しの異種族

 一気に三つはキツイだろ


410:名無しの異種族

 火魔法はあるから、焜炉というか焚き火を三つ用意すれば良いんじゃね?


411:名無しの異種族

 実家=ベースキャンプ


412:ツイ廃

 まず、から揚げを作って、次にポーションを煮込んで

 最後に聖水を作ろうかと


413:アマチュアサバイバー

 あれ?

 簡易焜炉も送ったんだけど、届いてない?


414:ツイ廃

 え?

 あ、この四角いやつですか?

 摘みがついてる


415:アマチュアサバイバー

 それそれ


416:ツイ廃

 初めてみますけど、これ焜炉なんですね


417:アマチュアサバイバー

 知り合いの錬金術士がつくったんだよ

 中古の試作品だけど、まだ使えるし

 俺新しいのあるし、あげる

 

418:名無しの異種族

 おおー、太っ腹


419:アマチュアサバイバー

 使い方は簡単で、中央に魔法石置いて鍋とかフライパンとか置けば自動で火がつく

 火加減はその摘みで調整する

 置いた鍋を外せば、火は消える


420:ツイ廃

 ふむふむ

 ありがとうございます


421:名無しの異種族

 いまは、便利なのがあるんだな


422:名無しの薬草詰み

 あ、アマチュアサバイバーは足だけを食べる人か

 意外と背中と横腹にも肉がついてて食べられるよ


423:アマチュアサバイバー

 >>422

 俺は食わねぇなぁ


424:名無しの薬草詰み

 内臓取らなきゃだから、その分手間だけど


425:ツイ廃

 背中と脇腹も美味しいんですな

 〆(・∀・@)


426:名無しの異種族

 そういえば、スレ主、少し酒もあるんだよね?


427:ツイ廃

 ありますよ


428:426

 塩と一緒に、食材に酒も少し振りかけておけば

 さらに臭み抜けると思うよ

 

429:ツイ廃

 >>428

 わかりました!

 やってみます!


430:名無しの異種族

 とりあえず、新しい実家に戻ったら

 聖水とポーションとから揚げ作って、ごはん??


431:ツイ廃

 そうなりますね


432:名無しの異種族

 >>432

 んじゃ、午後から島の探索とか??


433:ツイ廃

 そうですね

 昨日の書き込みにもありましたけど

 ゴブリンみたいな、道具を使うモンスターがいないか調べてみようと思います

 あと、食材も探したいなと

 カエル以外の動物性たんぱく質がほしいです


434:ツイ廃

 捌き方は知らないので、アマチュアサバイバーさんにその時また聞こうかなと


435:考察厨

 ほんと、昨日の今日だって言うのにたくましいな、スレ主


436:特定班

 >>435

 それな( ´-ω-)σ


437:名無しの異種族

 >>435

 頷くことしかできない


438:名無しの異種族

 カエル以外となると、蛇とかネズミ?


439:名無しの異種族

 ネズミも食えるの?


440:名無しの薬草詰み

 食べられるよー


441:アマチュアサバイバー

 食えるぞ

 ただ、モフモフが好きな人には、ちょっと辛くてキツイ作業が待ってるけど


442:名無しの異種族

 辛くてキツイ作業?


443:名無しの異種族

 なになに?


444:特定班

 お前ら、野宿してもちゃんと食材用意してるタイプなんだな


445:考察厨

 >>444

 そりゃそうだろう

 今は携帯食糧も、そこそこ食えるやつがあるし

 つーか、ふつうに美味いよな、今の携帯食糧


446:名無しの異種族

 >>445

 >今は携帯食糧も、そこそこ食えるやつがあるし


 考察厨、正気か

 あれ、あんまり美味しくないじゃん


447:名無しの異種族

 世代だね


448:名無しの異種族

 栄養さえとれれば味は二の次ってんで生まれたのが携帯食糧だもんな


449:名無しの異種族

 たしかに、初期の頃より味は劇的に良くなったよな


450:名無しの異種族

 それより、キツイ作業ってなに?


451:アマチュアサバイバー

 たった今しがた、スレ主がなにをやったか理解してるか?


452:名無しの異種族

 ???


453:名無しの異種族

 (´・ω・`)?


454:名無しの異種族

 基本、生き物は殺さないと食えないでしょ


455:名無しの異種族

 あ


456:名無しの異種族

 そういやそうだった


457:名無しの異種族

 おーい、大丈夫か?

 普段、討伐したモンスターの解体とかどうしてるん?


458:名無しの異種族

 亜空間収納あるから、冒険者ギルドにそのまま持って行ってる


459:名無しの異種族

 そもそも食い物として見てないから


460:名無しの異種族

 モフモフとモンスターは違うだろ


461:名無しの異種族

 でもたしかに、ネズミとかの小動物の締め方って知らないわ

 どうやるの?


462:アマチュアサバイバー

 詳しいやり方は、スレ主が獲物を捕まえて捌く時にするけど

 簡単に言うと、頚椎脱臼させて締める


463:考察厨

 別の言葉だと頚椎損傷

 あるいは、縊死とも言うかな


464:名無しの異種族

 縊死?


465:考察厨

 さらに身近なので説明すると

 絞首刑がこの方法で、死刑囚を即死させることができる


466:名無しの異種族

 つまり、首吊りか


467:名無しの異種族

 想像しやすいけど、なんか嫌だな 


468:名無しの異種族

 ネズミの首に紐でも巻き付けて締めるの?


469:アマチュアサバイバー

 そんなことしなくても頚椎脱臼はできるよ


470:名無しの異種族

 どうやるん??


471:アマチュアサバイバー

 大学とかで、そういう生き物の研究してる人だと知ってるかもな

 ラットとか締めるのとやり方同じだし


472:名無しの異種族

 ここに、大学いってるようなやつがいると思うか?


473:名無しの異種族

 でも首吊りって、すぐに死ねなくて苦しむってきいたことあるけど


474:考察厨

 カエル捌く時も、苦しまないように一発で叩きつけたろ?

 んで、その後、傍から見ると脳天にナイフ突き刺してトドメをさした

 これで即死するわけだけど

 首、頚椎には色んな神経やらが集まってるわけだ

 ここをズラして脱臼させてやると、やり方に寄っては脳に血流が行かなくなるし、神経も切断されて即死するってわけだ


475:名無しの異種族

 へぇ


476:名無しの異種族

 なるほど、生き物、モフモフ好きの人には荷が重いな


477:考察厨

 ラットとかネズミの場合、手でやるからな


478:アマチュアサバイバー

 ほんとう、よく知ってるなぁ


479:名無しの異種族

 あー、たしかに知り合いの研究員でアナコンダとか育ててる人

 餌代浮かすために、生きたラット買ってきて自分で締めてるわ


480:名無しの異種族

 すげぇ、世界だ


481:名無しの異種族

 読んでるだけで、ちょっと気持ち悪くなってきた 


482:名無しの異種族

 苦手な人はマジで無理だからなぁ 


483:名無しの異種族

 鳥とかも、わりとアレだからなぁ

 捌くと、鶏肉食えなくなる人って一定数いるし


484:名無しの異種族

 羽とか毟らないとだしな


485:ツイ廃

 とりあえず、カエル4匹の下準備出来ました

 臭み抜きまで終わりましたよ


486:名無しの異種族

 とかやってるうちに

 ツイ廃が作業進めてた!


487:ツイ廃

 このあとどうすればいいですか?


488:アマチュアサバイバー

 あとは、送った小麦粉をカエルにつけて

 食用油をフライパンに注いで、熱する

 油の量はカエルが浸かるくらいな

 

489:名無しの異種族

 あー、泳ぐほどの油だと

 あっという間に使い切っちまうもんな


490:アマチュアサバイバー

 さらに臭みを抜くために、人によっては下茹でする人もいるけど

 ま、今回は別にいいだろ

 ここまでやったんだし


491:アマチュアサバイバー

 んで、油の温度が適温になったらカエルを揚げる

 火が通ったら、完成


492:名無しの異種族

 ふむ、ここまでくると普通の調理だな


493:ツイ廃

 油の温度はどうやって確かめれば?


494:名無しの薬草詰み

 >>493

 聖水、残ってるよね?

 それを一滴、油に落として様子見ればいいよ

 ほんとは水とかでやるんだけど

 バチバチって跳ねたらおk


495:名無しの異種族

 なるほど


496:名無しの異種族

 ただし、入れすぎ注意な

 入れすぎると、爆発っぽくなって火傷する


497:名無しの異種族

 油物って作るのめんどいよね


498:名無しの異種族

 だからついつい買っちゃうんだよな


499:名無しの異種族

 あー、なんか腹減ってきた


500:ツイ廃

 わかりました

 やってみます

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る