第1話 ありのまま

 明里はBL本を読んでいる。

 幸子はそんな明里を見てゴミでも見るかのような目である。

 明里はこんなことを言った。

「ありのままの二人って最高よね♡」

「なんの話だ?」

「見て、このマンガ☆」

 明里はそう言うと幸子にマンガを読ませる。

 もちろん、BL本である。

「ええ……、男同士のこんなのがいいの?」

「BLは神話と言っても過言ではない」

「おい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

BL好きな女とBL嫌いな女 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ