人の輪郭
透けて見えるほど薄っぺらくて
まるでかすかな点のような
わたしという存在のあやふやさ
抜け殻のように
空虚な心のなかに
言の葉が降ってくるとき
こんなわたしでも
ほんの少しだけ
人の輪郭を取り戻せるような
気がするのだ
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