わたしはどんどん無口になる

口を開こうとしては

また閉じるを繰り返し

言葉は胸の底に沈むばかりで


喧騒けんそうばかりが

世界よのなかを満たし

らす息は食べられていく


痛いと叫んだところで

痛みが無くなるはずもなく

疲労ばかりが積み重なり


こんなふうに


ほろほろ

ほろほろと


静かに朽ちていくしかないのか


そうして


わたしはどんどん無口になる

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