第30話 番外編 レアとノアの試練



詩織の試練を待つ間、僕はレアちゃん、ノアくんと話していた。


「二人はもう試練は全部終わってるんだよね?

二人の時はこの試練どうだった?」


「あー、、、。

俺はあんまり思いだしたくねぇな。」


ノアくんが空を見上げながらそう呟いた。


「あんまり聞いてほしくない話しだったかな?ごめんね!」


「ふふふ、ノアはちょっと恥ずかしい自分ばかりだったのよね!」


レアちゃんが手を口に当て、クスクスと笑っている。


「うるせー!ノアだって泣いてるやつばっかりだったじゃねぇか!」


「なによ!だらけたり、裸で踊ったりしてたノアよりマシだわ!」


二人がギャーギャーと喧嘩を始めてしまい、僕は急いで話題を変える。


「次!次の試練も結構難しいの?」


僕の質問に二人は喧嘩をやめて考えてくれた。


「第三の試練か〜、あれは一番脱落者が多いから難しいんだろうな。」


「私たちには簡単だったわね!」


今度は二人で顔を見合わせて笑っていた。


「へー、ノアくんとレアちゃんはすごいんだね!かっこいいな!」


僕が褒めると二人は更に笑顔になった。

釣られて僕も笑ってしまった。



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