離陸!
って訳で飛行機に乗った俺達
やだなぁ~…怖いなぁ~と思っていると
となりの席の神川さんは話し掛けてきた。
「ね、ねぇ秋兎くん?」
「な、何だよ舞?」
「いよいよ離陸するわね」
「だ、だな!」
「す、スマホ使えないわね?」
「だな!」
「話せないわね!」
「話せるだろ!」
ってか話しててくれ頼む!
「いや、流石に気まずいわ…」
「お前は何を話すつもりだ!?」
「ナニの話をするつもりよ!」
「話すな黙れ!」
「……」
「黙るな!」
「理不尽だわ…ありがとう!」
「お礼を言うな!?」
「でも…それ以外の話題って…」
「やめろ…本気で悩んだ顔をするな…悲しくなるだろ?」
「あ、沖縄楽しみね?」
「そうだな!」
「意外と肉文化だと聞いたことがあるわ!」
「あぁ、豚たくさん食べるみたいなのは聞いたことあるな」
「え?私?」
「…落ち着けお前は人間だ」
「メス豚の話じゃなかったのね」
「そのワードはお前的にはセーフなのか?」
「別にメス豚はやらしい単語じゃないし」
「ま、まぁな?」
そうだろうか?
「シュノーケリングとか楽しみだな!」
「水着の上にTシャツ着るらしいわね?」
「クラゲとか岩で切らないように対策で着るんだっけか?」
「らしいわね…私的には嬉しいわ」
「あら、脱ぎたがるかと思ってた」
「そのワードはセーフなのかしら?」
「アウトだな!」
会話って難しいな!
「Tシャツ無しだとエッチ過ぎるものね!」
「過ぎるかは知らないが…まぁ今回普通に水着だしな。」
派手じゃなければスク水以外もOKだったしな。
「ちなみに私はスク水にしたわ!」
「意外だ」
「ふふふ…私の水着姿は秋兎くんしか知らない…この愉悦に溺れなさい?」
「おう、ありがとう」
「って訳でシュノーケリングの時、私を手助けしてくれると助かるわ」
「何がどうゆう訳なのか分からんが…任せろ!」
そう言えば泳ぐの苦手だったな。
「一応、浮き輪もあるから溺れはしないはずよ!」
「シュノーケルに浮き輪は結構シュールだな」
「幼女感が出るわね!」
「そ、そうだな?」
「まぁ、デカイのが2つ付いてるから幼女感は無いけどね!」
「ま、まぁな?」
「秋兎くんもデカイの一つ「はーい、飛行機内ですよ?」」
危ないなもう!
「ちっ…まぁ、流石に自重しましょう。」
そう言って舞はアイマスクを装着した
「着いたらキスで起こして」
「ビンタで起こすわ」
「ありがとう。」
「お礼を言うな!」
俺の言葉はエンジン音で書き消された。
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