文化祭【甘い香り】

のんびりとした休憩時間

恥ずかしそうな冬花に見送られた俺達は

神崎のクラスの出し物に足を運んだ

飲食だとは聞いているが…

内容は教えてくれなかったんだよな…

まぁ楽しみが増えるから俺も調べたりは

してないが。




「アキ君、神川さん、いらっしゃい!」


「何とか居る間に来れて良かったよ」


「ボクもうれしいよ!」


「見たところ…甘味屋かな?」


「うん!和菓子とお茶のお店だよ!」


「渋いな!?」


でも、食事を取った俺達的にはありがたい。


「ん~…舞、どうする?」


「そうね…◯ンコ餅がいいわね」


「…何か発音が変じゃなかったか?」


アンコって言った気がしないでもないが…


「何のことかしら?」


「まぁ、いいや…なら俺は…まんじゅうセットにするか」



「まんじゅうなんて…イヤらしいわ!」


「心が歪んでる証拠だな!」


「彼方しか愛してないんだからピュアよ!?」


「恥ずかしいことを堂々と言うな!?」


「嫌なの?」


「嫌ならとっくに別かれてるさ」


「「えへへへ」」


「オードリー?」


そんな他愛もない会話をして

いると頼んだ商品が届き



「…レベル高くない?」


「めちゃくちゃ旨そうだな」


明らかに文化祭で出すレベルを超えている…


「お、お父さんが張り切っちゃって…」


神崎食品さすがである。


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