恋愛シュミレーションゲーム【君に伝えたい…】
のんびりとした?シュミレーションゲームの続き
色々あり好感度が上がったお姉さま…
いや~…大変だった
「まさか、お姉さまが宇宙人だったなんてね」
「しかも、未来から来た宇宙人だったな。」
「それに、右腕機械だったね」
「後半はすごくバトル展開だったね」
「さらに実はすべて主人公を助けるためだったなんてな…」
「「「「「お姉さま…君に伝えたいことがある」」」」」
皆、長いストーリーの中ですっかり
お姉さまに夢中になっていた。
正直なめていた…こんな気持ちになるなんて考えてなかった
そんなことを考えていた俺に神川さんは話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「この気持ちは浮気になるのかしら?」
「バカを言うな…この気持ちは確かに愛だが浮気にはならないさ…」
データだからとかそうゆう事ではない。
うまく言葉に出来ないけど…違うんだ。
「そうね…さて」
舞がかわいく頬っぺたをペチンッと叩いたのを
皮切りに俺達は物語を進めた。
ついに…
崩壊した東京ドームの中心で告白である
いやぁ~…色々あったな。
「さて…暴走しかけているお姉さまを止めるぞ!」
「「「「おう!!」」」」
【何かしら…私はもう…あなたの知ってる私じゃないのよ?】
【そんなの関係あるか!君は…君じゃないか!】
【……本当の私を知っても突き放さなかったことには…感謝してるわ…でも…】
【でも?】
【……君を守れた私にはもう…価値はないわ…私は…もう…ただの…怪物…だもの】
「「「「「そんなことはない!」」」」」
【そんなことはない!】
主人公とシンクロした!
【っ……私はあなたの手で…終わらせてほしいの!分かってよ!】
そう言って彼女は先程渡した自爆ボタンを
押すように促す
【押せるわけないだろ!?…これからも、一緒にいるんだ!今度は僕が君を守るんだ!】
【……君は…優しすぎるよ…でも、ごめん】
そう言って彼女は隠し持っていたもう一つの自爆ボタンを
取り出し
【…さようなら。】
そらに飛び立った
【先輩!!】
「「「「「先輩!」」」」」
上空に上がった先輩は嫌な音と共に
煙に包まれた…先輩の身に付けていたものが
落ちてくる…
【…何でだよ…先輩!】
力無く崩れ落ちた主人公を見て泣きそうになっている
俺達がテキストを進めると
【きゃっ!】
何かドサッとゆう音と共に主人公の後ろに何か
落ちてきた。
【あいたたた…あれ?何で私、生きてるの?】
【先輩!】
「「「「「先輩!」」」」」
生きてた!理由なんてどうでもいい!
生きてた!!
歓喜に沸いた俺達は見慣れたシルエットに
心を踊らせながら次に進んだ!
……えっと
「おぉ…」
「あらま」
「なななななな!?」
「(眼を背ける)」
「(ガン見)」
えっと…全裸の先輩が降ってきた。
【先輩!?服は!?】
【え?……きゃゃ!?】
なるほど…服の自爆ボタンだったのかな?
……服の自爆ボタンって何だよ?
【み、見ないで?】
「俺は見るぞ!!」
凛さん大興奮!
【綺麗ですよ先輩…】
【後輩くん…】
その後、先輩と主人公は崩壊したドームの真ん中で…
「あぁ~…ストップだ!ストップ!」
「なぜ止める秋兎くん!?ここからだろう!?」
「うるさいバカ!」
「ド直球にバカにされた!?」
「羨ましいわ!」
「あ、あれ?」
「神崎!これ、全年齢じゃないのか!?」
「わ、わからないよ…そもそもこのゲーム買った覚えないもん!」
「なぬ!?」
そう言えばセーブデータ無かったな。
「じ、実はパパりんが入れました。」
「なぜ、そんなことを!?」
「やりたかったけど恥ずかしかったから擦り付けたのだ!…あとごめん、全年齢版だと思ってた。」
「最低ですね!?」
「で、でも楽しかったですよ?」
冬花は少し照れてはいるが楽しそうに笑い
「ボクも楽しかったです!今度は全年齢をやってみます。」
凄いいい笑顔の神崎と同じ部屋で何か
艶かしい声が聞こえる…ゲーム止めるかと見てみると
舞がすごく楽しそうに合体シーンを進めていた。
俺は神崎に許可を取りゲームの電源をおとした。
舞もコントローラを落とした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます