神埼邸と様々な驚き
のんびりと…してない!
ドキドキの休日!
ついに来てしまった神崎邸の玄関前で立ち尽くしている
俺と舞と冬花と凛さんは絶句していた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だい舞さん?」
「…デカすぎるわね」
「デカすぎるな。」
「デカすぎますね」
「俺のよりでかいな。」
「そこは当たり前よパパ?」
まぁ、説明が難しいが…スネ夫の家を想像して
もらえると分かりやすいかもしれない…
「噴水がある家って実在したのね」
「ビックリだな」
「池まであるね」
「錦鯉が泳いでるな。」
「すごいなこれは…デリヘル呼んだらお姉さんビックリして帰るレベルだな!」
「凛さん、口を閉じてください」
「なかなか辛辣だな秋兎くん!?」
そんな話をしているとドアが開き
「め…」
「め…」
「めぇ…」
「えっ…」
「「「メイドさんだぁぁ!?」」「エッロィィィ!?」」
何か凛さんだけ違うことを叫んだ気がしたが
無視した。
何せ目の前に人生で初めて見る
コスプレじゃないメイドさんが目の前に居るのだから!
「お待ちしておりました。秋兎様でお間違い無いでしょうか?」
「は、はい…秋兎は俺です。」
「それでは、ご案内致します。お連れの方もこちらへ」
そう言ってメイドさんは中に通してくれた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「あのメイドさん…すんごいんだけど…」
「だな…オーラがあるよな」
何か背後から狙撃しても躱しそうなオーラが
出てる…
「それはもちろんなのだけど…」
「ん?」
「おっぱいがスゴいわ」
「お前は思春期男子なのか?」
「発情期女子よ?」
「それはそれで嫌だな!」
「ねぇ兄ちゃん」
「どうした冬花?」
「あのメイドさんスタイル良すぎない?」
「そ、そうだな」
「峰不二子みたい…」
「顔は童顔だが…首から下は確かに…」
「あの人と一緒で耐えられるって神崎先輩は聖人か何かなのかな?」
「おいおい冬花…男が全員性欲の塊みたいに言うなよ?」
「でも、兄ちゃんなら…ね?」
「…ね?じゃねぇよ…悲しくなるだろ!?」
「どうだか…」
「だいたい、冬花みたいなカワイイ女の子と居ても何もないだろうが…信じろよ?」
「…ワザと?」
「何がだ?」
俺は事実を言ったまでだ
妹とは言え性欲の塊ならこんなカワイイ女の子を
ほっとくわけが無かろう。
「……あっそ」
何か、そっぽを向いてしまった。
「なぁ秋兎くん」
「どうしました凛さん?」
「あのメイドさん…どちゃくそエッチだな!」
「今度、奥さんに報告しますね?」
「ごめん秋兎くん勘弁してくれ!?」
「秋兎様…こちらで巡様がお待ちです。」
俺達はめちゃ長かった廊下を歩いてようやく
神崎の部屋に付いた…らしい。
「巡様、秋兎様御一行をお連れいたしました。」
メイドさんがノックすると『はーい!』と
声が聞こえたためメイドさんが
部屋に入れてくれた。
「「「「…………え?」」」」
俺達を迎えてくれた神崎はいつもの
きちんとしたイメージとは裏腹に…
「いらっしゃい秋兎くん、神川さん、冬花ちゃん、パパさん。」
ダルダルのTシャツと短パンだった
「「そう来たかァ~…」」
舞と凛さんが天井を見上げた。
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