動物園デート!
のんびりとした休日
引き続き動物園を楽しんでいる俺達は
ペンギンを見ていた。
最近は下から泳いでる姿が見えるんだなと
眺めていると神川さんは話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「ペンギンってどうやって交尾するのかしら?」
「…真面目に聞いてるんだよな?」
「恥的好奇心よ?」
「字が違うくないか?」
「気のせいよ?」
「そうか。」
「ペンギンって正常位出来ないわよね?」
「…人間で言うところのやつか?」
「やつよ?」
「なら、出来ないだろうな!?」
「そうよね…どう見ても足の間に入れないものね…」
「ってか動物って後ろからが普通だろ」
何言ってんだ俺は!
「確かに…つまり動物にとって後背位…つまりバックが正常な体位だと言いたいわけね?」
「合ってるけど、声を高らかに言いたい訳じゃないぞ?」
「じゃあ、動物の前からのってなに?」
「俺の声届いてる?」
「大丈夫、録音もしてるわ」
「だとしたら消せ!?」
「それで、秋兎くんはどう思うの?」
「…そもそも前からのしないと思うぞ?」
「そうね」
ペンギン見てるカップルの会話が
ペンギンは前からは出来ないよね?で
終わってしまった!
「そういえば、ペンギンって脚長いって知ってる?」
「…何か折り畳まれてるんだっけか?」
「そうそう、体育座りみたいになってるのよ。」
「どうしたら、そんな進化するんだろうな?」
「そのうち本気だしたら脚バギーン!って伸びるのかしら?」
「それ怖いな!?」
たぶん、白熊も南極まで逃げると思うぞ!?
「ばた足で泳ぎ始めるのかしら?」
「すっごく見たくないな…」
「全力ダッシュしたり」
「ただのホラーだな!」
「あれね、ペンギンも人間も」
「ん?」
「美脚は隠してた方が素敵ってことね。」
「ここにもあったのか見えない素敵。」
俺は納得するなと自分に突っ込みを入れて
次のエリアに向かった。
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